暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
Fate/stay night
番外編049話 凛の夢 5話
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 ふと凛が気が付くと、目の前に広がっているのは巨大なベッド。
 それを見ただけで、ああ、またか……と。これがアークエネミーの記憶であることを悟る。
 既にこれが5回目である以上、当然慣れた様子で周囲を見回し……

「え? 遠坂? これって何だ? 何が起きてるんだ?」

 視線の先に、友人でもあり、同時に色々と不本意ながらもアークエネミーと3人で肌を重ねた存在でもある美綴綾子の姿があることに気が付く。

「綾子? ……ああ、そうか。私とアークエネミー、綾子の間にはパスが繋がっているんだから、綾子がここにいるのも当然なんでしょうね」

 呟くと、綾子の方も凛の存在に気が付いたのだろう。慌てて近寄ってくる。

「遠坂、これって一体……何が起きてるんだ?」

 眠っていた筈が、ふと気が付けば全く見知らぬ場所にいた。
 綾子が混乱するのは当然だろうとおもいつつ、凛は口を開く。

「ここはアークエネミーの記憶の中よ。パスを繋いだ影響で、アークエネミーの記憶を私達が追体験していると思って貰えればいいわ」
「アークの記憶? ……なるほど。道理で見覚えのない景色な訳だ。こんな巨大なベッド、1度見たら絶対に忘れることはないだろうし」

 納得したと頷く綾子だったが、そんな友人に凛は意地の悪い笑みを浮かべて口を開く。

「あら、そんなにゆっくりとしていていいの?」
「うん? どういう事だ?」
「このベッドが出てきたって事は、多分……」

 凛が最後まで口に出す前に、部屋の扉が開く。
 そこから入って来たのは、3人の女。
 桃色の髪をした知的な美人。
 赤紫色の髪をした、凛とした美人。
 茶色の髪をした、優しそうな美人。
 3人が3人共、全員が美人としか表現出来ない人物であり、そして最後には……

「え? あれがアーク……? うわ、今より随分と大きくなっているな」
「恐らくこれは生前の姿なんでしょうね」
「ふーん……にしても、ここは……おい、ちょっと待て」

 そこまで呟き、綾子の脳裏を幾つもの情報が過ぎる。
 ここは寝室、アークは大人、美人が3人、自分と遠坂の2人を相手にした夜の大魔王ぶり。
 それらが脳の中で組み合わさり……だが、それが完全に組み合わさるよりも前に、事態は進む。
 綾子の視界の先にいたアークが、他の3人の服を脱がせ始めたのだ。
 そうしながら、唇や首筋、胸元と、色々な場所に唇を這わせていく。
 3人の女達もそれを受け入れ、寧ろ気持ちよさそうに……愛おしむかのように、喘ぎ声を上げながらアークの頭を撫で、その唇や首筋へと唇を這わせていく。
 そんな光景が、美人3人とアーク1人という、見るからに退廃的な行為へと発展し……その場にいる2人は、顔を真っ赤にしながら見つめ続ける。
 これ
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