Fate/stay night
1120話
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エネミー、あんたも来なさい。これは3人の魔力が必要なんだから』
「んんっ!?」
魔力をやり取りしながら……より直接的に表現すると、舌を絡ませながら凛が念話で俺に呼びかける。
同時に綾子がビクリとしたのを見ると、今の念話が綾子にも聞こえていたのか?
まぁ、あれだけ2人の間を魔力が循環しているのを見れば、それ程不思議でもないか。
そんな風に考えながら、俺もまた魔力のやり取りをしている凛と綾子の方へと近づいて行く。
それを見た綾子が一瞬身体を強張らせるが、凛が魔術刻印の浮いた左手でその豊満な胸に触れると、次第に力が抜けていくのが見て取れる。
そして俺はそのまま凛と綾子の身体に手を伸ばし、凛の指示に従ってゆっくりと撫でていく。
そのまま深い口付けを交わしている凛と綾子に俺も割り込むように、3人で舌を絡ませあい、凛の指示に従って魔力を流す。
先程の凛と綾子の間で行われていた魔力の循環に俺も加わり、更に魔力が高まってくる。
『アークエネミー……来て』
凛のその言葉に俺は2人をベッドへと押し倒すのだった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
「ちょっと、アークエネミー……やりすぎよ。私も綾子もまだ経験がないんだから、もう少し優しくしてよね」
事が済んだ後、綾子、凛、俺の3人はベッドの上で横になっていた。
俺はまだまだ余裕があったが、こういう行為自体今日が初めてだった凛と綾子は、文字通りに息も絶え絶えといった様子だ。
特に綾子の場合は、殆ど休まずに2回目に入った訳で、ある程度休憩の時間があった凛よりも更に体力切れになっている。
……うん、自分で言うのもなんだけど、やっぱり俺ってそっち関係で色々とあったんだろな。
少なくても、これが初めてって事はないと思う。
「あー、うん。悪い。まさか俺も自分自身がこうなるとは思わなかった」
「……まぁ、いいわ。それで、綾子。大丈夫?」
話しているうちにようやく呼吸が落ち着いてきた綾子に声を掛ける凛だったが、それに返ってきたのは息も絶え絶えといった様子の綾子の声。
「こ、壊れるかと思った……遠坂、お前はよく平気だったな」
「まぁ、私の場合はある程度身体を休める事が出来たから」
「それはちょっと……ずるくないか?」
「けど、綾子が最初にアークエネミーに抱かれろって言ったって、承知しなかったでしょ? さすがに気を失っている綾子を抱かせても、魔力関係の方で意味がないし」
「……それは魔力関係とやらの方で意味がなければ抱かせたって事だったりするのか?」
「まさか、そんな筈ないでしょう? 私が友人の美綴さんに酷い真似をする筈がないわよ」
「全くもって説得力がないっての。わざとらしく呼び方まで変えて。……あー、とにかくもう身
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