2話 サイド7出港 9.18 15:00
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トはそれに応えた。
「しかし、アムロ。なんかお前の方が大人になった感じだな」
「そうか?」
「よくわからないがこう差し伸べた手をどうも取ってしまう。器量の広さをなぜか感じてしまう」
ハヤトは感心したようにそう言った。アムロは思った。ハヤトの才能だな、少しの変化も理解してしまう。だからカラバの頭になれたのだと。
「ハヤト。君に頼みたいことがある」
「なんだいアムロ」
そう言うとハヤトにアムロはMSに乗って手伝ってほしいを伝えた。
要するに戦場に出ろということだ。ハヤトは顔が真っ青になった。
* サイド7宙域 ジオン特務部隊 ムサイ艦橋
デニム、ジーン、スレンダーの3名が偵察任務を携わった。
映像での情報獲得は達成したが、命令違反を犯しザクを2機大破させていた。
艦長のドレン少尉の怒号が艦橋に鳴り響いていた。
「貴様らは命令を無視し、ザクを失いかけおめおめとどの面下げて帰ってきた!」
デニムは背筋を伸ばし、反論の余地もございませんと一言答えた。
それを見かねたシャアはドレンを宥めた。
「ドレン、そこまでにしておけ」
「しかし少佐・・・」
「命令違反も考慮に入れての作戦だ。本営には連邦のV作戦というシロモノがどのような戦力であるかも確認して欲しいという内容もあった。1機の新型が2機のザクでは歯が立たないという貴重な情報が得られたのだ。兵士も無事に帰還した。上々の出来だ。デニム曹長。」
「はっ」
「貴官は無事に部下を失うことなく撤収できた。これは何よりも代えがたい戦果だ。ザクは替えがきくが兵士は育てなければならない。これからもしっかり指導するのだな」
「はっ、了解です」
そしてシャアはジーンの前にたった。ジーンは英雄であるシャアを前にして血の気が引いた。
「ジーン伍長」
「はいっ」
「デニムの命令を無視したそうだな」
「いや、自分は・・戦力が整う前に奇襲をかけて・・・その・・・」
シャアはジーンの顔を殴り、ジーンは後方へ吹っ飛んだ。
「殴られる痛さだけで良かったと思え。死ぬときの痛みと比べれば軽微なものだ。上官の命令、指示は軍においては絶対だ。貴様は本来銃殺刑ものだと肝に銘じておけ。」
ジーンは急いで立ち上がりデニムに謝罪した。
「それでよい。さてドレン。あの木馬のような艦船が出港したところを狙うぞ。動けるMSは?」
「はっ。少佐のザクとスレンダーのザクと予備2機のザクであります。」
「4機か。よし、私が先方に立つ。スレンダーとデニムはバズーカ装備で後方支援に徹しろ。その白いMSと木馬を鹵獲するぞ。」
「はっ」
スレンダーとデニムはシャアに敬礼し、艦橋を後にし
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