巻ノ十六 千利休その四
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い、天下の豪傑を十人も集められたのを見まして」
「それで、でありますか」
「これは素晴らしき方と思い堺に来られたのを機として」
そしてというのだ。
「お招きさせて頂きました」
「そうだったのですか」
「左様です、そして」
さらに言う利休だった。
「幸村殿の顔相を今見させてもらいましたが」
「拙者の」
「実によき相です」
実際に幸村の顔を見ての言葉だ。
「私の思った通り、いえそれ以上の方です」
「といいますと」
「天下一の武士になられる方ですな」
「それは拙者の願いですが」
「はい、幸村殿は願いを適えられます」
天下一の武士になるという自分の願いをというのだ。
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