暁 〜小説投稿サイト〜
真田十勇士
巻ノ十六 千利休その四
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
い、天下の豪傑を十人も集められたのを見まして」
「それで、でありますか」
「これは素晴らしき方と思い堺に来られたのを機として」
 そしてというのだ。
「お招きさせて頂きました」
「そうだったのですか」
「左様です、そして」
 さらに言う利休だった。
「幸村殿の顔相を今見させてもらいましたが」
「拙者の」
「実によき相です」
 実際に幸村の顔を見ての言葉だ。
「私の思った通り、いえそれ以上の方です」
「といいますと」
「天下一の武士になられる方ですな」
「それは拙者の願いですが」
「はい、幸村殿は願いを適えられます」
 天下一の武士になるという自分の願いをというのだ。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ