第五幕その三
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「そんなね」
「柄じゃないっていうか」
「そんな風じゃないよ」
「まあそのこともね」
「僕達次第なんだね」
「恵理香達と一緒で」
「僕達がなりたいならなんだ」
「そうだよ、君達もそうだよ」
こうお話してでした、そのうえで。
皆はあらためてポリクロームのご家族とお話をしました、その中で。
ポリクロームの一番上のお兄さん、つまりご兄弟の中で一番年長のその人が皆にこんなことを言ってきました。
「ところで君達はお昼は君達の食事を食べるよね」
「はい、そうです」
ジョージがお兄さんに答えました。
「僕達は僕達の食事を楽しみます」
「そうだよね」
「皆さんは朝露だけですよね」
「それを舐めればいいだけだから」
「お料理は、ですか」
「うん、悪いけれどね」
ジョージ達にとってはというのです。
「お料理はないから」
「だからですね」
「君達は自分の食事は用意しているかな」
「ええ、あるわ」
ドロシーがお兄さんににこりと笑って答えました。
「だから心配しないで」
「そう、ならいいよ」
「魔法のテーブル掛けがあるから」
「魔法の?」
「敷いて食べたいものをどれだけでも出せるの」
このテーブル掛けのことをです、ドロシーはお兄さんにお話しました。
「だから大丈夫よ」
「そう、それを聞いて安心したよ」
「だから心配しないでね」
「それじゃあね、じゃあお昼はね」
「貴方達は朝露を食べて」
「君達は君達の食べたいものを食べればいいよ」
「そうさせてもらうわね」
ドロシーはにこりと笑ってです、お兄さんに答えました。
「お昼は」
「そういうことでね、さてそれではね」
「色々とお話して楽しみましょう」
ポリクロームはくるくると動きながら皆に言いました。
「そして遊びましょう」
「遊び?」
「歌って踊って」
ジョージにもくるくると踊りつつでした、見ればそうした動きをしているのはポリクロームだけで家族の他の人はそうではありません。
「楽しみましょう」
「実はポリーは踊りが得意でね」
お父さんがまたお話します。
「そして私達は皆歌えて楽器も使えるんだ」
「じゃあ音楽も」
「いつも楽しんでいるからどうかな」
こう皆に言うのでした。
「これからね」
「じゃあお願い出来ますか?」
ジョージはお父さんにこう答えました。
「今から」
「うん、それじゃあね」
「じゃあ皆で楽しみましょう」
ドロシーも言いました、こうしてでした。
オズの国の皆はです、ポリクロームと彼女の家族の人達とです。
楽しく歌に踊り、そして音楽を楽しみました。それからです。
お昼になってでした、それぞれの食事を楽しみました。ポリクロームと彼女のご家族は朝露を舐めてです。
ドロ
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