黒尾side
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今から俺は大事なことを言う。
その為に部員達に集まってもらった。
「お前ら、明日は何の日か知ってるか」
「え?研磨さんの誕生日ですよね?」
「…え、あ、うん」
あっさり返された。
あ、あれ、まさか知ってた?
うわー、ちょっとかっこつけてそれっぽい雰囲気出してたのが恥ずかしいじゃねぇか。
「ま、まぁそういうわけだ。…お前ら!!うちの大事な脳の誕生日を祝うぞ!!」
「言われなくてもそのつもりだけど」
「…え?」
「もう部員全員で企画練ったし」
「……んーと、夜久くんそれは冗談かな?」
「いや、嘘ついてどーすんだ」
な、何、だと…!?
馬鹿な、この俺がそういうムードの部員達に気づかないなんて…!!
「中二病発動させんな」
「やだ心読まれてる!!やっくんハイスペッkごめん嘘嘘その顔やめて!!」
「お前次やっくんて呼んだらぶっ飛ばすからな」
キャーうちのリベロこわーい。
なんて言ってる場合じゃなかった!!
「お前ら何で俺に言ってくんなかったんだよ!!ハブですか俺は!!」
「いや、忙しそうにしてたから話す暇がなかったんだよ。ことは全部こっちで準備できてる。後はアップルパイ作りだな」
「ま、マジで…」
「マジ」
おぉ…マジで俺ハブじゃねぇか…。
部員達にもサプライズしようと考えたのが馬鹿だったかな…。
「今から材料買いに行って俺の家で作るけど、黒尾も来るか?」
「行くに決まってんだろ!!」
こうして、俺は研磨の誕生日前日にしてようやく企画に参加することになった。
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