26話
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にする。
「ほら、行くぞ一夏」
「あ、ああ」
「・・・・なあ」
「ん?」
「俺たちは・・・守れたのかな?」
「仲間を、か?」
お互い顔を合わせず、独り言のように呟く。
「俺は、また、守れなかった。守るって決めたのに、箒達や泰人を・・・」
「っクク。っははは。」
「な、なんで笑うんだよ」
「いやあ、まだ一年も経ってない俺たちが守る。なんて言えるわけがないと思ってな」
「っ!」
「まあ、一夏のその守りたい、って想いは持ってていいと思うけどな、」
「・・・・・」
「でも俺たちはまだ弱い。このままじゃ誰も守れない。だから、俺たちは学園で力をつけるんだろう?そんなに考えすぎなくていいんだよ」
「・・・でも!」
「お前、福音の時におれが居なかったら、自分が盾になってただろ」
「!それだったら泰人もそうだろ!」
「俺は別にいいんだよ、強いから」
「そのせいで!そのせいで泰人がー!」
「まあまて、とにかく仲間を守りたいならまず、自分を守る力を身につけろ。いいな?」
「・・・納得は出来ないけど、理解はした」
「なら、いいんだ。すまんな説教じみて」
と言っていると山田先生の声が聞こえたので入ることにする。
「さていくか〜」
「あ、ああ」
ー翌朝ー
「あっついなぁーまったく、」
「あ、ああ・・・そう・・・だな・・・」
と座席に座る俺たち。一夏は窓側で俺はその隣、だが昨日旅館近くの海で泳いでいたのがばれたらしく織斑先生に大目玉を喰らい、しかも箒と一緒にいるところがシャルたちに見つかりみんなツンの状態、俺はまた検査やらでほとんど動かず暇でした。
「だ、誰かお茶かなにか、飲み物は持ってないか?」
「唾でも飲んでろ」
「知りませんわ」
「あるけどあげない」
「・・・oh」
と思わず口に出してしまうほど、驚いた。恋する乙女って怖い。
「フ◯ンタ・・・飲むか?」
「おお!やっぱり最後に持つのはやはり友だ・・・!」
と渡そうとした瞬間、
「ねえ、枢木泰人くんと、織斑一夏くんって入るかしら?」
「「はい?」」
と俺たちがそろって返事をしながら前を向くと、二十歳くらいの女性がいた。
「君たちがそうなんだ、へえ」
と、座っている俺たちを見つめるように見てきたので立つようにする。
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