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フェイト・イミテーション ~異世界に集う英雄たち〜
Extra episode
Thief and Assassin
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ているのか自覚しているのだろうか。
それでも命令だったとはいえ、そんな危険を冒してまで、探してくれていたんだ・・・。
「・・・好き放題言ってくれちゃって。」
興味がないだの面倒だの、私が人生を懸けてやっていること平気な顔をして貶しやがって。これじゃあ、こんだけ必死になってる私がバカみたいじゃないか。
でも・・・・・
「ホント・・・ムカつく人だねえ。」
でも、肩にのしかかっていたような重荷が何故か少し軽くなったような気がした。
・・・絶対認めたくないけど!!
「ふあ〜、ねみ〜〜。」
翌日、生徒が授業をやっている中適当に廊下をぶらついていた。俺が眠そうな態度をとるとコルベールに「サーヴァントに睡眠は必要ないのでしょう?」とよく言われる。でもやることがなければ(ホントは手伝うことが山ほどあるんだが)眠くもなるし、そもそも寝るのは言ってしまえば半ば趣味みたいなモンだからどうしようもない。
と、誰かに言い訳めいたことを考えていたら向こうから本の山が歩いてきた。
「おや、おはようございます、ミス・ロングビル。」
「え・・・うわっ!きゃあ!」
適当に挨拶しただけなのに、なぜか本の山がこちらに倒れてきた。
「ごごごごごめんなさい!私ってば・・・!」
「いえ、別にいいのですが・・・。」
バラバラに散らばった本を集めている俺の足もとでロングビルが平謝りしている。
どうでもいいから本を集めるのを手伝ってほしい。お前が散らかしたんだろが!
「(ったく、いい歳こいてドジキャラなんだからよ・・・)」
「誰がいい歳こいてだって!?」
ボソリと言ったつもりが聞こえていたのかよ。つーか気にするのそっちなんだな。
「・・・・・。」
「な、なによ、いきなり黙っちゃって・・・。」
「いや、やっぱりそっちのしゃべり方の方がお前さんらしいと思ってな。」
「っ!?なっ、なあ!?」
正直、あれを聞いた後に敬語でペラペラしゃべられても違和感しかない。
「そ、そういうならアンタだって敬語なんて似合わないわよ!」
「仕方ねえだろ、コルベールの命令で人前ではこうしろって言われてんだから。」
使えるようになるまでどんだけ苦労したと思ってるんだ全く。
すると、ロングビルは何か考え着いたのか「じゃ、じゃあさ・・・」と何故か顔を赤くしてモジモジしながら言ってきた。
「ふ、二人きりの時は、敬語はヤメにしないかい?」
「?別に構わんが。」
ま、そっちの方が気が楽だし。
「そ、そうかい!後、その・・・二人の時は『マチルダ』って呼んでくれないかい?」
「マチルダ?」
「マチルダ・オブ・サウスゴータってのが私
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