機動戦士ガンダムSEED編
第21話
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が目と鼻の先まで来た瞬間、重斬刀をその胴体目掛けて突き刺す!
ビー!ビー!ビー!
レーダーがけたたましく鳴り響く。どうやら敵の砲撃らしいが、オレは即座にレーダーの示す方角へ勢いよく突き刺さったままのバクゥを投げつけた。
バクゥは見事に敵の砲撃に命中し爆散。盾代わりにしっかりなったのを確認して、今の攻撃の主であろう三機目のバクゥを探す。
そのバクゥはすぐに見つかり、オレは接近しながら突撃機銃を放った。銃弾はバクゥの背中に装備されたレールガンに直撃。それで態勢が崩れたのを見逃さず、胴体を狙って突撃機銃を撃ち続ける。
発射された銃弾はバクゥに何の行動も起こさせずその装甲を貫いていき、弾を全て撃ち尽くしたところでバクゥは横向きに倒れながら爆散したのだった。
「これで全機撃破」
後はバルトフェルドと戦うだけだが………あれは!
モニターで周囲を見回すと、ストライクがMSと戦っているのを発見した。しかもそいつはバクゥと似通った姿だが、少し違いがあり、何より機体の色がオレンジで染まっていた。
もう始まってたか。だったら早く……と、その前にストライク達のいる方向とは別の方を見る。
そこには廃工場に翼が引っかかって身動きがとれないでいるアークエンジェルの姿があった。しかも、前方に二隻の陸上戦艦。そして後方に恐らく伏兵に別の戦艦がいたんだろうが、二方面からの砲撃に晒され明らかにピンチと言っていい状況に追い込まれていた。
状況は運良くオレの都合のいいように動いてくれているらしい。これならキラの説得も容易になるかもしれない。さて、それじゃあ乱入させてもらおうか!
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