機動戦士ガンダムSEED編
第21話
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は戦闘が開始されているらしく、敵の攻撃が艦の装甲に着弾しているのか今も中に振動が伝わっている。
──どうやらうじうじしている暇はないらしい。まあ、丁度良かったかな。悩んでたってこの艦に乗っている時点で戦う事になるのは確定だったんだ。この数日間どうするか散々考えたが打開策は全く思い浮かばなかったんだ。それなのに今更どうこうできる訳でもない。……だったら余計な事は考えず当たって砕けろでいこうじゃないか!
カタパルトに接続され前方のハッチが開かれる。発進可能を示すランプが点灯し、すぐさま発進シークエンスに移る。
「悠凪・グライフ。ジン、発進する!」
アークエンジェルのカタパルトから飛び出したオレを待っていたのは上空から機銃を撃ってくる敵の戦闘ヘリだった。
「ちぃ!手洗い歓迎だなオイ!!」
毒づきながらもすぐに機体を横に捻らせてぎりぎりで銃弾を避け、お返しにヘリに向けて突撃機銃を撃つ。
側面から銃弾を浴びて戦闘ヘリが爆散するのを確認しながらオレは砂漠に降り立った。だがすぐにセンサーに敵にロックされていると表示され、即座にそこから飛び退く。
するとそこに上から銃弾が撃ち込まれていき、そのままこちらまで連続して撃ってきた。
それをスラスターの向きを調整し後方に移動する事で回避しモニターで攻撃の主を確認する。案の定その主は戦闘ヘリでありそれも二機もこちらに張り付いていた。
確認した後すぐに突撃機銃を戦闘ヘリに向けに放つ。しかし、二機は左右別々に逸れる事でそれを避け、尚も機銃での攻撃を続けてくる。
戦闘ヘリにあまり時間を掛けていられない為精神コマンドを使おうかと思ったその時、右から一筋のビームが二機の内一機を貫きそのままそのヘリは爆発した。
それを見てかもう一機はビームが放たれた方向に向け移動し、そこへミサイルを放つ。ミサイルは何かに着弾し爆発するが爆発による煙の中からヘリへ銃弾が放たれ、それを当のヘリは回避しようとするが叶わず呆気なく爆散したのだった。
煙が晴れそこにいたのはストライクだった。どうやら今の銃弾はイーゲルシュテルンでの攻撃だったようだ。
「悪い。助かった」
『いえ、大丈夫ですか?』
「ああ。……だがそれよりも、出てきたみたいだぜ」
キラにそう告げながらモニターで戦場の状況を確認すると、こちらの前方。それもかなり遠くからアークエンジェルへと向かってきている二つの陸上戦艦から五機のバクゥが出撃しているのが見えた。
ジープに乗った明けの砂漠の面々が手持ちの火器で迎撃しているが、やはりというかバクゥの装甲にダメージを与える事は出来ず、次々とこちらに向かって接近している。
迎撃したいところだが艦が危険な場合はそ
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