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Fate/guardian of zero
第三話 決闘と放蕩 その3
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チャーの憐憫(れんびん)の眼差しであった。
プライドを刺激されたギーシュは、造花をアーチャーに振りかざし、ゴーレムに指令を飛ばす。


「ッ!やれ!ワルキューレ?」


ザッ!とゴーレムは地を蹴り加速。常人には目で追えぬ速度まで達したワルキューレは、その鋭い拳を、


―――バゴッ!


アーチャーの鳩尾に叩き付けた。


「な、何だ!やはり口先だけか、このへいみ……」


言いかけたギーシュは、絶句した。
何故なら、


「まさか、本当にこれが、武器だとでも……?」


人体の急所、鳩尾を殴りつけられながら、表情一つ変えることなく佇む、アーチャーの姿があった。


「な、なんだと……!?い、いや、大方その服の下に鉄板でも仕込んでいるんだな?」

「そう思いたければ、そう思えばいいのではないかね?そもそも、仮にだが、戦闘中に自らの考えを相手に晒すのは、どうかと思うぞ?」


心底呆れた、と言わんばかりの表情。
そして、その表情から何一つ変えることなく、アーチャーは己の鳩尾に添えられた拳を左腕で掴むと、


―――バギャンッ?


という、金属が工場で加工されることでしか、聞いたことのない音を立てながら、ワルキューレの腕を握り砕いた。


「……う、嘘だ!嘘だ嘘だ嘘だ?」

「―――よもや、終わりなどという事はあるまい?」

「あ、ああ、当たり前だ!メイジが、平民に負けるなど、そんな事、あってはならないんだ?」


吠えたギーシュは、狂ったかのように造花を振り回す。
すると、今までと同じワルキューレが、七体まで増え、先程欠損したワルキューレも、腕を直し、さらに直された腕には、同じく青銅でできているであろう、剣が握られていた。
剣。そう、剣だ。
アーチャーは、それを視認し、己内部で解析する。


(何だこの剣は……基本骨子は穴だらけ。構成材質は青銅のなりそこない……こんなもの、剣の形をした粘土ではないか……これが、メイジとやらの実力なのか……?だとすれば、期待外れもいいところだ)


そんな思考の中でも、ワルキューレはアーチャーに迫る。
が、


(数が増えたことで、一体一体の動きが雑になっている。スピードも剣の鋭さも、なっちゃいない……)


正面の唐竹を右斜め後方に一歩踏んで躱す。
後方から振るわれる剣、その剣を振るう腕を後方回し蹴りで砕く。
右側から来た突きをいなし、胴体を肘で叩き割る。
躱し、逸らし、いなし、その後にカウンター。
この流れは、まるで川から海へ流れる水のように不変であった。
やられてはギーシュが修復し、それをアーチャーが砕く。


「……もうギブアップか?」

「はぁ、はぁ、そんな、っく
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