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東方大冒録
VS永遠亭その1。 〜突入〜
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が消えた。

「…………、もう、なんかもう…………、もういいや…………」

暗基がすべてをあきらめて、眼からハイライトが消えた、その時だった。

























「傘符『大粒の涙雨』!!」
「こおりつけぇぇえええ!!!」





















どこかで聞いたことのある声とともに、ものすごくデカい氷の塊が襲い掛かってきた。

「な、はあぁぁぁぁぁああああああ!!!!!?」

暗基は思わずデカい声で驚いてしまったが、それをよく見てみると、氷の塊ではなく、凍っている水色の弾幕であることが分かった。そして、それはどうも暗基自身には当たりそうもなく、狙っているのは周りにくっついているスーパー淫乱モードの連中だということもわかった。

「うげっ!!?」
「うわっ!!?」

いろいろな反応が聞こえる中、暗基の上に二つの影が現れた。

「あにき!! たすけにきたぜぃ!!」
「あたい、さんじょう!!!」
「……、う、うおぉぉぉぉ今マジ救世主だよこがさぁ、チルノぉ!!!!」

その救世主は、さっきぶん投げたはずの多々良小傘と、つい先日精一杯遊び倒したチルノだった。なんだかんだ言って、ゲームだとエクストラ中ボスを張ったり、主人公になったりもするやつらだし、何より猫の手も借りたい気分だった暗基はこの際誰でもよかった。暗基は思わず涙が出てしまった

「助かったぜ小傘、チルノ!! てか、なんでお前らここにいるんだ?」
「あたいはぜろとれーむたちがなんかいっしょにうごいてたからさ、ついてってたら、こいつとあって、いまこんなかんじだ」」
「まぁ、あにきが巫女と魔法使いとメイドと一度に動くんだもん、どんなに酔っていても酔いはさめるし、巫女が動くってことは異変だから、手伝ってやろうと思ってね」
「おぉ……、やっぱり仲間ってあらゆるところに作っておくべきだな、つくづく思ったわ……」
「それよりもずいぶんとハーレム状態だったけど、これって少なくともあにきが望んでるものじゃないとあちきは見ていいんだよね?」

小傘が弾幕が直撃したスーパー淫乱モードの連中を見て、気分が悪そうに言った。

「その通りだよ。おれとしてはさっさとこの場から離れたかったけどこいつらが全然離してくれなくてさぁ……、もう少しで逆レされるところだった」
「それは災難だったねぇ……」
「ぎゃくれ? なんだそれ?」
「チルノは知らなくてもいいことだ。というか知らないでほしいですはい」
「そ、そうなのか」

暗基と小傘の話についていこうとしたチルノであったが、清純なこのおバカを穢したくなかった暗基は思わず敬語で知らなくて
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