VS永遠亭その1。 〜突入〜
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らいきなり永遠亭の門に手をかけた。暗基はそれに対して思わず突っ込みを入れた。
「ちょっと待て! 入り口で罠が仕掛けられてるってことを考えないのか!?」
だが、突っ込みを入れた頃には、もうすでに慧音は門の中に入り込んでしまった。門がギィ……と音をたてて閉じたと同時に、
ドカァン! ドカァン! ドカァン!!
「ぐっ……!?」
「慧音!!?」
「うぐ……、め、目眩が……!?」
爆発と共に暗基が先日感じた嫌な目眩に襲われた。堪らず妹紅と霊夢たちも中に入ろうとする。
(このままじゃみんなやられる!)
暗基が大声をあげてそれを止めようとするが。
「…………!!?」
(なんだ!? 声が……出ない……!!?)
突然、暗基の声がでなくなってしまった。そうしているうちに、みんな中に入ってしまった。
「……!! …………!!!」
(待ってくれ!! みんなやられるぞ!!!)
どうしても声が出ない。そしてやはり門が閉じると同時に、先程と同じ爆発音が、慧音の時よりもたくさん聞こえた。その爆発が収まると同時に、声が出るようになった。
「うが!? 声が出る!! みんな!!!」
堪らず暗基も門の中に入った。
「こっ、これはいったい……!?」
暗基が門の中で見たもの。それは慧音を始め、救助のために突撃した他のみんなもまとめて、ピンク色の粉にまみれて気絶している光景だった。それを見ると同時に、とても例えられないキツい匂いと目眩に襲われる。
「うぐぅ……、な、なんだこれ、臭くはないが、ものすごくキツい匂いだ……!? 目眩も、半端じゃない……!?」
みんなには申し訳ないがとてもこの場所にはいられないと思った暗基は、あとで土下座をすることを誓い、先に進もうとした。その瞬間だった。
ガシィッ!!
「ヒィィッ!!!?」
突然左足首を掴まれたのだ。恐る恐る左足元を見てみると、慧音が暗基の足首を掴んでいた。
(まさか、今の全部聞こえてたのか……!?)
そう思っていると、
「うぅ……」
うめき声をあげながら慧音か顔をあげた。そこまではよかったのだが、
「ふふふ……」
「うそやん……!?」
慧音の顔が、惚けていたのだ。軽く紅色に染まっていて、眼も据わってしまっている。そして、慧音の青い服と青い帽子が、少しずつだがピンク色に染まってきていた。先日暗基が見た霊夢たちと全く変わらない、スーパー淫乱モードになっていた。暗基は自分の身と貞操を守るために慧音の腕を引き剥がそうとするが、さすがは人間と妖怪のハーフであると言うべきか、全く離すことができなかった。
「ぐっ、はなせ! お前らに構っている暇
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