Fate/stay night
1119話
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見てなさいよ!」
そう告げ、凛がベッドの端に移動したのを確認してから美綴は俺の方に近づいてくる。
顔を真っ赤に染めながらも、胸と股間を隠していた手をそっと離す。
「その、アーク。初めてなんだから、優しくしてくれよ?」
「任せておけ。凛も初めてだったのに、最後には我を忘れるほどに悦んでくれたからな」
「アークエネミー、あんたデリカシーってものを知らないのかしら? どうせなら教えて上げましょうか?」
これ見よがしに令呪を見せつけてくる凛に、小さく苦笑を浮かべてからそっと美綴に手を伸ばす。
「美綴」
「その……せめて今だけでも名前で呼んでくれないか?」
「分かった。……綾子」
顎に手を伸ばして上を向かせ、そっと唇を重ねる。
最初は触れるだけのキス。
だが、触れるだけのキスは時間が立つにつれて深いキスへと変わっていく。
「ん……んん……アーク……」
数分後、美綴の……いや、綾子の瞳は潤み、普段の男勝りな性格とは思えない程の女の表情で俺の方へと視線を向けていた。
凛はと言えば、さすがに空気を読んだのだろう。ベッドの端の方で顔を真っ赤にしながら俺と綾子の情事へと魅入っている。
そのまま綾子をベッドの上に横にし、覆い被り……間違いなく凛よりも大きなその胸へと手を伸ばす。
「アーク……お願い、優しく……」
「ああ、任せておけ」
瞳を潤ませながらも、不安そうに呟く綾子の唇を再び塞いで綾子を安心させるように、何度も軽いキスを繰り返す。
同時に綾子の身体へと手を伸ばし……身体の力が抜けてきたところで、再び深い口付けを行い、その身体に覆い被さっていくのだった。
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