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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第488話】
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すからね」
「ん……そ、そぅね……。 っ……くぅ……!」
「ヒルト、私が少しの間抑えてるからッ! 楯無さんをよろしく!」
痛みに苦悶の表情を浮かべた楯無、未来が紅い機体を抑えてる合間にヒルトは楯無に近付いた。
背中の斬り傷が開き、また血が流れ出ていた楯無。
「……いくら学園最強でも、無理すれば死ぬ可能性だってある」
「あは……妹のピンチに、姉が出来る事って……これぐらいだから……」
力なく笑う楯無に、ヒルトは一喝する。
「だからって、無茶をしていい筈ないだろッ!!」
「…………ご、ごめん……」
まさか怒られるとは思わず項垂れる楯無、簪もそんなヒルトに戸惑っていた。
「……後は俺達に任せてください、貴女に死なれたら……目覚めが悪いですから」
「……ふふっ、お姉さんはそう簡単には死なないわよ。 ――じゃあ、少しの間……頼むわね? ……失敗したら、お姉さん……ヒルトくんボコボコにしちゃうから」
力なくそう告げ、地表に降り立つとISが解除され、その場に座り込んだ。
今なお一夏達は足止めを食らっており、未来は楯無の為に囮となって交戦、簪も立ち上がれたのか真っ直ぐと力強い眼差しで相手を見据えていた。
一方のヒルトも深く息を吸い込み、吐く――瞼を閉じ、神経を研ぎ澄ませ、意識を紅い機体へと集中させた。
激しくぶつかり合う金属音、空気を切り裂く刃、秋なのに強い日差しがひしひしと感じる。
ゆっくりと瞼を開き、俺は北落師門・真打ちを構えると、俺は真っ直ぐと相手に向かっていった。
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