精神の奥底
50 Dark Side Of The City 〜前編〜
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
最後の希望をいとも簡単に踏み砕くその瞬間を。
「あっ…あぁ…」
ゆっくりと顔を上げていく。
死後を思わせる灰色の戦士が見下ろしていた。
一瞬の出来事だというのに、その冷たい青いバイザーを通して覗く鋭い眼光は背筋を凍らせ、一生忘れることのできない恐怖を植え付けるには十分なものだった。
「!?ぐぁ…」
だが次の瞬間には恐怖の声を上げる暇も与えずに、カードを踏み潰したのと反対の足で顔面を蹴り潰した。
僅か20秒程度のことだった。
タワーの上からの移動時間も含めても約3分、スターダストはタワーの上から撃ちそびれた取引現場を1つ潰した。
ビルとビルの間から覗くウェーブロードを見上げて呟く。
「…次は電気街4丁目UXプラザ」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ