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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十八話 ー想うは貴方一人、ですよ。ー
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女の契約書』の効果を発動し、1000ポイントのダメージを受ける。しかし、レオニダスがフィールド上に存在する事で私が受ける効果ダメージは0になる」
早速デメリットは仕事をしなくなりつつある二人のデュエルだが、まだ零児はメインフェイズを迎えていない事に対し、野次馬と化しているLDSエリートは戦慄する。
「私は『地獄門の契約書』の効果を発動し、デッキから『DD 魔導賢者 ケプラー』を手札に加える」
「げっ……」
デスガイドは今手札へと加えられたカードを確認し、思わず声を漏らす。一方で、零児が放つ闘気は鋭さを増していく。
「私はスケール1の『DD 魔導賢者 ガリレイ』とスケール10の『DD 魔導賢者 ケプラー』をペンデュラムスケールにセッティング!」
「「おおっ??」」
零児の左右へ機械仕掛けの賢者とそれを囲うように現れた淡い青の光の柱を見て、LDSのメンツから歓声に近い声が漏れる。
「これにより、私はレベル2からレベル9のモンスターが同時に召喚可能!
我が魂を揺らす 大いなる力よ、この身に宿りて闇を切り裂く新たな力となれ!」
零児の口上とともに頭上に現れた水晶の振り子が動き、軌跡を空へと刻む。
「ペンデュラム召喚ッ??出現せよ、私のモンスターたちよ??
レベル2『DD スワラル・スライム』??そして、神々の黄昏に審判を下す最高神??『DDD 壊薙王 アビス・ラグナロク』??」
描かれた軌跡が輪となり、その中心から光が溢れ零児のフィールドへと降り注ぐ。
「っ!ペンデュラム、召喚……!社長特権って奴ですかね……?」
感嘆と皮肉を込めてそう口にすたデスガイド。
本来、ペンデュラム召喚はペンデュラムカードを使用する事によって扱える特異な召喚である。そして、それを持っているのは唯一榊 遊矢のみである。しかし、彼しか使えないはずの召喚法を赤馬 零児が今現在使った事に対する疑問はデスガイドの発言によって全て解消される。
つまり、レオ・コーポレーションの技術を結集した事により、それを可能としたのだ。まさしく社長特権。
「特殊召喚に成功したアビス・ラグナロクの効果発動!墓地より『DDD 死偉王 ヘル・アーマゲドン』を特殊召喚する!」
「はぁ、スパルタ王、神々の終末に続いて神と悪魔の最終決戦ですか」
悪魔の私への当てつけですかね……とため息混じりに呟く。デスガイドをここまでさせるほどにペンデュラム召喚は厄介であり、面倒なのだ。
「私はアビス・ラグナロクの効果を発動する。スワラル・スライムを墓地へと送り、『彼岸の旅人 ダンテ』を除外する!」
「おっと、リバースカードオープン、『彼岸の沈溺』!この効果により、ダンテ二体を墓地に送り、レオニダス、ラグナロク、アー
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