暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十八話 ー想うは貴方一人、ですよ。ー
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「なら、君はエクシーズ次元の者なのか……?」
「さぁ?それを確かめるのに手っ取り早い方法を知ってると思いますが……?」

 これ見よがしに、デスガイドが左腕のデュエルディスクをアピールすれば、零児はその意図を汲んだのか、デッキをセットし、デュエルディスクを展開させる。
 互いにやる気は十分であり、これ以上の言葉など不用である。零児の護衛としてついてきた制服組たちは、巻き込まれまいとして二人から距離を置く。

「わたしが、デュエルに勝ったら君の目的を吐いてもらう!」
「えー、面倒いですね。まぁ、せいぜい、戦いになるように頑張ってください」

決闘(デュエル)??』

「先行は貰います!手札から『魔界発現世行きデスガイド』を召喚し、効果発動!デッキからレベル3・悪魔族モンスターを効果を無効にし、特殊召喚します。来い、『彼岸の悪鬼 スカラマリオン』??」

 言わずと知れたデスガイドに続いて召喚された、モンスターを見て皆一様に息を飲む。鋭い爪に、餓鬼のような痩躯は、まさしく地獄の悪魔を連想させる。
 そして、早くも同レベルのモンスターが揃った事に、緊張感を高める零児。

「私はレベル3のデスガイドとスカラマリオンでオーバレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!ランク3『彼岸の旅人 ダンテ』!
 そして、ダンテの効果発動!オーバレイ・ユニットを一つ使い、デッキトップから三枚墓地に送る。そして、墓地に送った枚数×500ポイント攻撃力をターンの終わりまでアップさせます」

 守備表示なんで後半は意味ないんですよねー、などと口にしつつデッキトップをめくっていく。そして、墓地へと送られたカードを確認すると思わず自身の幸運さに笑みをこぼす。

「今、墓地に送られたカードは『彼岸の悪鬼 ガトルホッグ』、『魔サイの騎士』、『彼岸の悪鬼 ハロウハウンド』。そして、三体は墓地に送られた時、それぞれ効果が発動されます」
「っ!墓地に送られただけで効果だと??」

 野次馬と化しているLDSから驚愕の声が上がるが、デスガイド本人は気にせずスルーする。

「ハロウハンドの効果により、デッキから『善悪の彼岸』を墓地に送ります。そして、『魔サイの騎士』の効果により、デッキから『儀式魔人 リリーサー』を墓地に、最後にガトルホッグの効果により、墓地のハロウハンドを守備表示で特殊召喚します。
 さらに魔法カード『儀式の準備』を発動します。デッキから『彼岸の鬼神 ヘルレイカー』を手札に加え、墓地の『善悪の彼岸』を手札へと戻します。
そして、儀式魔法『善悪の彼岸』発動!フィールド上のハロウハンドと墓地の儀式魔人リリーサーを生贄にし、『彼岸の魔神 ヘルレイカー』を儀式召喚!」
「なるほど、一ターンでエクシーズのみならず、儀式召喚まで行うか」
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