ドキドキ・リュウゼツランド 中編
[1/9]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
しばらくして・・・
「大丈夫?ウェンディ」
「う・・・うん、なんとか」
息を乱しながら膝をつくウェンディに声をかける。ウェンディをこんな風にしたソフィアさんはシェリアに怒られておりしょんぼりしていた。
「ソフィアっていつもあんなのなの?」
「ああ。俺が初めて見た時からあんなだったよ」
ソフィアのことを前から知っているレオンに質問したがソフィアは案の定昔から変態さんだったらしい。
「でもいいんじゃね?その方が見てる分には面白いし」
「見てる分にはね・・・」
俺だって見てるだけだったら可愛い女の子同士がじゃれあっているのは好きだよ、目の保養になるし。
だけどソフィアは俺にも危害を及ぼすから気が気じゃないんだよ!!
「レオンレオン!そろそろいかない?」
「あれ?もうそんな時間か?」
俺たちがシェリアがソフィアに説教しているのを見ているとラウルがレオンの肩をツンツンと叩き、レオンは近くにある時計で時間を確認している。
「シェリア」
「何?レオン」
「俺とラウル、水族館の方に行ってくるから」
「うん!!わかった!!」
レオンはシェリアにそう言うとラウルと一緒に水族館の方へと歩いていく。
「終わったら戻ってくるからねぇ!!」
「オッケー!!」
ラウルは途中振り返り手を振りながら歩いている。前を見ていなかったせいで途中転んでしまったが優しさで見なかったことにしておいてあげよう。
「レオンたちはどこにいったのかな?」
「水族館って言ってたよ?」
ウェンディの質問に答える俺。すると一段落付いたのか、シェリアとソフィアが戻ってくる。
「レオンはね、『餌やりショー』にいったんだよ!」
「『餌やりショー』?」
シェリアの口から中々聞かない単語が出てきてソフィアが聞き返す。
「リュウゼツランドの水族館で毎晩やってるらしいんだけどね、プロの係員がおっきな水槽の中でお魚たちに餌をやるの!!」
「ふむふむ」
「ここの名物の1つらしくてそれ目当てでここにくる人もいるらしいんだよ」
シェリアからレオンたちが向かった水族館であるショーについて説明してもらう。確かに普通魚に餌をやるところなんて見れないから、それをお客さんたちに見せるというのも面白いかもしれないな。
「ハッピーがいたら飛んで喜びそうだね」
「確かに!!」
ウェンディの言う通り、ハッピーがこの場にいてその話を聞いてたら喜んで水族館の方に飛んでいっただろうな。だってあいつお魚大好きだし。
「じゃあレオンが戻ってくるまで女の子4人で遊ぼうよぉ!!」
「あの・・・俺男なんだけど・・・」
ソフィアがふざけているのか、俺のことも女の子としてカウントしていたので思わず突っ込みを
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ