ドキドキ・リュウゼツランド 中編
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を軽く握り合わせモジモジしながら言葉を紡ぐ。
「リオンは優しいしクールでカッコいいから/////」
シェリアにそう言われて全員が「あぁ〜」と納得する。確かにリオンさんは普通に考えてカッコいい。見た目もだけど性格もグレイさんとジュビアさんに対するもの以外はカッコいいと思う。
「レオンはあんな素っ気ない感じだけど小さい時から一緒だからかな?あたしのことよくわかってるって感じがするし、あたし作った料理とか失敗しても残さず食べてくれるし」
レオンっていつでも何かしら食わえてるイメージあるけど、基本はお菓子とか甘いものを食べてる印象が強い。料理とか失敗したらまず焦げて苦い気がするけどそれまで食べてあげるなんてレオンは意外と優しいのかもしれない。
「シェリアってレオンにご飯作ったりするんだ」
「うん!!その代わり掃除とかはレオンがしてくれるよ」
「へぇ〜!!・・・ん?」
そこまで聞いて俺はあることに気づいた。シェリアがご飯を作ってレオンが掃除をする?それってもしかして・・・
俺がある考えに至ったのと同時に、ソフィアがシェリアに質問する。
「シェリアとレオンって一緒に暮らしてるの?」
「うん!!・・・ハッ!!」
可愛らしく笑顔でうなずいたシェリア。しかし、その爆弾発言に俺たちは驚愕する。その表情を見てシェリアも思わず口を滑らせてしまったという顔をしている。
「一緒に暮らしてるって・・・まさか同棲!?」
「シェリアとレオンはまだ付き合ってないんでしょ!?」
「なんで一緒に暮らしてるの!?」
ソフィアとウェンディと俺がシェリアに一斉に質問を浴びせる。シェリアはなんと言い訳すればいいのかわからずにあわてふためく。
「ち・・・違うんだって!!これには話せば長くなる事情が・・・」
「話せば?」
「長くなる?」
「それはどんな?」
シェリアの逃げ道を少しずつ少しずつ奪っていく俺たち。なんか海合宿の時のレビィさんにも似たようなことをした気がするけどあまり気にしないでおこう。
「う・・・んと・・・だから・・・」
目線を泳がせ必死に考えるシェリア。するとこの場を逃れるいい案が浮かんだのか、さっきまでの困った顔から一転、パッと笑顔に変わる。
「み・・・みんな!!そろそろスライダー乗ろうよ!!後ろつっかえちゃうよ!!」
シェリアはそう言うとバナナボートの一番後ろへと素早く座る。別に俺たちの後ろには誰も来ていないし急ぐ必要はない気がする。だけどあまり長時間ここにいると他のアトラクションができなくなってしまうかもしれないし、ここは誤魔化されたフリでもしておこうかな。
「後で絶対聞き出してやるぞ!!」
「私も頑張っちゃおうっと!!」
ソフィアとウェンディは後でシェリアを尋問
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