ドキドキ・リュウゼツランド 中編
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「ちょっとソフィア!!」
「シリルちゃんペッタンコだぁ!!」
「当たり前でしょ!!」
ソフィアは俺の胸のところをまさぐりながら感想を漏らす。俺は男なんだから胸なんかあるわけないじゃん!!
とりあえず俺はソフィアの腕を引き剥がして距離を取る。
「もうっ!!ソフィアは一番前決定!!」
「えぇっ!?」
シェリアがソフィアを指差しそう言う。ソフィアはそれを聞くと目を見開かせる。
「なんでなんで!?」
「ソフィアが後ろだと前の人がかわいそうだもん!!」
シェリアの言う通り、ソフィアが後ろにいるとその前の人が何されるかわかったもんじゃない。ウェンディがやられるのとヤダし自分が何かされるのとヤダ。シェリアだってソフィアにイタズラされるのは嫌だろうから必然的にソフィアは一番前にせざるを得ないんだよな。だけど・・・
「だと俺が誰かにしがみつかなきゃいけなくなるんだけど・・・」
みんなに間違えられているが俺は一応男だ。で、俺以外の3人はかなり可愛い系の女の子。つまり俺が一番前じゃないと誰か異性に抱きつかなければいけなくなる。果たしてそれはいいのだろうか?
「大丈夫だよ、シリル。シリルの前は私が乗ればいいんだもん」
そう言ったのはウェンディ。そうか!!ウェンディは恋人だもん。後ろから抱き締めるくらい問題ないよね!!
「2人はやっぱり仲いいんだね」
「もしかして昔は一緒にお風呂に入ってたりしたのかな?」
俺たちの会話を聞いていたシェリアと異様なまでに興味津々で質問してくるソフィア。
「む・・・昔はね/////」
「今は別々に暮らしてるから/////」
ウェンディも俺も顔を真っ赤にして答える。そりゃあ化猫の宿にいた時は一緒に入ってたよ。だってその時はまだまだチビッ子だったから恋愛感情とかもまだなかったし。でも今は互いに異性に生まれたままの姿を晒すのは抵抗あるから絶対一緒には入れないと思う。
「へぇ〜、そうなんだ」ニヤニヤ
「もういっそ付き合っちゃえばいいのに〜」ニヤニヤ
海合宿の時から思ったけどやっぱり女性陣は恋バナが大好きらしくシェリアとソフィアはニヤケながら俺たちにそう言う。
「ふふん♪残念でしたぁ!!俺たちもう付き合ってるから」
「「え!?」」
俺の言葉を聞くと2人は驚き一瞬固まってしまう。しかしすぐに正気を取り戻すと羨ましそうに声を出す。
「えぇ!!いいないいなぁ!!」
「好きな人とそんなに早くから結ばれるなんてぇ!!」
「シェリアたちにもやっぱり好きな人っているの?」
ウェンディがそう質問するとシェリアとソフィアは両極端な反応を見せる。
「もちろん!!ソフィアはカグラさん一筋だよ!!」
「色んな人にセクハラ
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