ドキドキ・リュウゼツランド 中編
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度に2人から最大5人まで楽しむことができます。バナナボートのサイズは魔力により変えられるため、持ち運びも簡単です』だって」
魔力で大きさを変えられる浮き輪なんてあるんだ?それだと上に持っていくのも楽だろうし2人で乗るのにも5人で乗るのにも同じ浮き輪でできるから運営側からしても安く済むのかもしれないね。
「いいじゃんこれ!!ソフィアたち4人だから今ならみんなで乗れるよ!!」
さっきまではレオンとラウルもいたけど2人は水族館に行っているため現在は不在である。レオンたちも入ると6人になっちゃうからみんなで1度には楽しめなくなっちゃうんだよね。ラウルがエクシードの姿に戻ると気にせず全員で乗れそうな気もするけど。
「じゃあさっそく乗ろうよ!!」
「うん!!行こう行こう!!」
そういうことで俺たちは4人でバナナボートスライダーに乗ってみることにした。
「オオッ!!高い!!」
スライダーの頂上部分に立ち、下を見下ろしながら感嘆の声を漏らすのはシェリア。確かにそこから見える景色はリュウゼツランドの全体を見渡せるくらい高い。プールにいる人たちなんてすごく小さく見えるもんね。
「そんなの分かりきってるから早く早く!!」
一方ソフィアは下を見ることなどせずに下から持ってきたバナナボートを自分の魔力で4人用に大きくしていた。意外とソフィアは行動が早いね。
「そういえばこれってどういう風に乗るんですか?」
「ウェンディ、また敬語になってるよ」
「あ!!」
ウェンディがバナナボートの乗り方を分からないらしく質問するがシェリアがその言葉遣いが敬語になっていたので指摘する。ウェンディは礼儀正しいからいつでも目上の人には敬語で話するからその癖が抜けないんだろう。
「それならさっき俺見てきたよ」
「え?どこかに書いてあった?」
「下の看板に」
実は階段のところにあった看板にバナナボートスライダーの乗り方が書いてあったのである。ウェンディたちは楽しみでスキップするような足取りで階段昇ってたから乗り方見てないなと思った俺はしっかりと確認してきたのだ。
「簡単に説明すると前の人に掴まって密着して乗ると一番安全らしいよ」
他にも楽しみ方は書いてあったけど『危険が伴う乗り方なため注意してください』っても記されてたから一番無難なものをウェンディたちに説明する。
「体を密着させるってことは・・・」
俺の説明を聞いたソフィアが目を輝かせる。なんだろう、嫌な予感しかしない。
「こういうことだね!!」
「ひゃっ!!」
俺の嫌な予感は見事に的中し、ソフィアが後ろから俺のことを抱き締め、ついでに胸を触ってくる。
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