ドキドキ・リュウゼツランド 中編
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入れる。だけどソフィアは「いいじゃんいいじゃん、細かいことは」といって気にしてない様子。全然よくないし細かくないと思うんだけど・・・
「向こうで遊ぼっ!!」
「「「うん!!」」」
シェリアが先頭で俺、ウェンディ、ソフィアがそれを追いかけるように走り出す。
「待ってよシェリア〜!!」
「早いよ〜!!」
「早く早くぅ」
「走ってるシェリアもいいなぁ」
1人だけ明らかに違うことを考えている人がいるけど、結果としては先にいくシェリアと追いかけっこしているということになっている。それを見たウォーレンさんは、
『オオッ!!なんだあの4人天使か!?』
妙な念話を飛ばしていた。やめてください!!恥ずかしいから!!
ザバッ
足から静かに入水したウェンディとシェリア。それに対し俺とソフィアは勢いよくジャンプしてプールにダイブする。
「きゃっ!!ちょっとシリル!!勢いよく入りすぎ!!」
「ごめんごめん」
「ソフィアももう少し入り方考えてよ!!」
「いいじゃんいいじゃん、プールなんだから」
ウェンディとシェリアに注意され素直に謝罪する俺と全く気にした様子がないソフィア。
すると、シェリアが水面に手を入れソフィアに向かって思いきり水をかける。
「ひゃっ!!」
「お返し!!」
シェリアはソフィアがプールにダイブした時に水をかけられたお返しに水をソフィアにかけたのだった。
「やったなぁ!!」
ソフィアもそれに黙ってやられるはずもなく、シェリアに向かって水を何度もかける。
いつのまにかシェリアとソフィアが互いに水を掛け合っており、それにつられるように俺とウェンディもその水の掛け合いに参加することになる。
「それぇ!!」
「きゃははっ!!」
しばらくみんなで水を掛け合っていると、シェリアがあるものを見つける。
「あ!!ねぇねぇ!!あれ乗ってみない?」
「「「?」」」
シェリアの指の先を見る。そこにはバナナの形をした大きな浮き輪が置いてある。ついでに言うとその近くの階段にある看板には『みんなで遊ぼ!!バナナボートスライダー!!』と書いてあった。
「このバナナボートでスライダーに乗れるってことかな?」
「そうみたいだね」
1度プールから上がり、バナナボートの周りに集まる俺たち。そのスライダーの方から楽しそうな声が聞こえてくるので見上げてみると、数人組の男女のグループや女性だけのグループ、もしくはカップルと思われる男女のペアでバナナボートスライダーを楽しんでいる姿が目に入る。
「なんだか楽しそうだね!!」
「だな!!」
ソフィアと俺がそう言う。シェリアはバナナボートスライダーの看板に書いてある注意書に視線を落としている。
「何々?『1
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