Fate/stay night
1118話
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分かる。
「俺としてはまだまだ元気なんだけどな」
「本当に、あんたサーヴァントって意味じゃなくても化け物ね。もしかしてあんたの???のスキルって、実は女殺しとか女誑しとか、ベッドテクニックとか、そんなスキルなんじゃないでしょうね?」
「それだったら、ちょっと面白いかもな」
凛に言葉を返しつつ、その身体を抱きしめながら体勢を入れ替える。
俺の下にいた凛が、俺の横に。
所謂、腕枕的な状態。
……何でこんな知識は普通にあるんだろうな?
そんな疑問を抱きつつ、俺のすぐ横に……それこそ殆どくっついていると言ってもいいような状態の凛へと声を掛ける。
「それで、パスの方は?」
「成功したわよ。大体、あれだけの事をされておきながらパスの強化に失敗したとか、単なるヤられ損じゃない」
「……その割りには、最後には随分と甘い声を聞かせてくれたけどな。初めてだってのに」
「っ!? ちょっ、あんたねぇ……言っておくけど、1回身体を許したからって、変な勘違いをしないでよね」
顔ではキツイ文句を言ってるが、その顔は真っ赤に染まっており、俺の胸に顔を押しつけてくる。
凛の柔らかな身体の感触に目を細めつつ……そっと凛の髪を撫でてやる。
「ん……ちょっと、気分出さないでよ。今も言ったけど、これはあくまでも儀式! 儀式なんだから。別に恋人同士とか、そういうんじゃないんだから」
「その割りには、随分と甘えてるようだけど?」
「っ!? そ、それは……その、あんたが手慣れすぎてるからよ!」
顔を俺の胸に思い切り押しつけながらそう告げる凛。
顔が真っ赤になっているだろうってのは、耳が真っ赤になっている時点で容易に予想出来る。
暗闇でもしっかりと見えているってのは……うん、今は言わないでおこう。
更にお互いが一糸纏わぬ姿でここまで密着している以上、凛の柔らかな身体の感触は身体全体で感じていた。
そのまま凛の髪を撫でつつ、顔を上げさせ……やっぱり顔が真っ赤になっている凛の唇へと自分の唇を重ねる。
そのまま数分。凛は一方的に俺の舌に蹂躙される事になる。
そうして再び銀糸を作りながら顔を放すと、凛は潤んだ目でこっちを見つめてくる。
「もう……いきなり何するのよ」
「いや、あまりに凛が可愛かったからな。……それはともかくとしてだ。意識を取り戻しているのに、そこで未だに気絶した振りをして俺と凛の情事を見ている美綴に、そろそろ事情を説明した方がいいんじゃないか? 今は幸い落ち着いているけど、早く処理をしないと美綴の身体が危険なんだろ?」
俺のその言葉に、潤んだ目をしていた凛は素早く美綴の方へと視線を向ける。
そこでは、もうどうしようもないと判断したのだろう。美綴が顔を真っ赤に染めながらも、目を開け、
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