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暴れん坊な姫様と傭兵(肉盾)
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しゃ》に話を区切ろうとした。

「仮にとは言え、同じ御方(おんかた)(もと)で身を預ける者同士になります。 お互い、姫様を支えるつもりで(つと)めてください」

 メイドらしく、重ねるようにしてエプロンに両手を揃えた丁寧なお辞儀(じぎ)をする。
 事務的ながらもそれはとても自然なせいか、近所のおばちゃんの雑談に似たような誘導性で、会話を終わらされてしまった。


 ……ごめんなさい、僕の自己主張が弱いだけです。

「あっ、ハイ…頑張り、ます」
「では、これにて」





 ―――その後、一週間経った頃に僕は、傭兵稼業(ようへいかぎょう)を再開する事になる通知を受けた。




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