十話、アルゴの頼み
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な深い理由で組んでいないので恥ずかしく感じる……
「まぁまぁ、キー坊達にはかなりのメリットな筈だゾ?」
「?どういうことだ?」
キリトが問う
「この話が広まれば、少なくともβテスターってだけで疎まれることはなくなるだロ?」
「あ…」
「成る程ね…」
アルゴの言葉に納得するキリトとリュウ
そこでアスナがおずおずと切り出した
「あ、あのー。キリト君達が有名人なのはわかったけど…それがギルド設立にどう関わってくるの?」
「「あ…」」
アスナの問いにキリトとシリカが思い出す
「恐らく二つの理由があるな」
リュウが自信の考えを話す
仕事モードになりながら
「一つは攻略の為。今聞いた通り、キリトとシリカ、そして俺の三人に対して好意的な前線プレイヤーは現在のところ割と多イ。ソイツらが無所属で放っておかれるよりも俺達がまとめちまった方が足並みが揃う……」
「「なるほど……」」
リュウの仕事モードを始めてアスナは驚きながらシリカと一緒に納得する
「それなら3層まで進んでからでも構わないんじゃないか?今から「ギルドを作る」なんて宣言しても…そりゃ、人員募集にはなるだろうが…」
キリトが疑問を出す
それに対してリュウが答える
「そこが一番の理由だな……
βテスターとニュービーのこれ以上の確執を防ぐ為だ」
●○●○
「えっと、どう言うこと…?」
「いくらだいぶ改善されたって言ってもまだまだβテスターを疎んでるやつは多いだろ?今のうちにギルドを設立する姿勢を見せておきたいんだろう」
「まぁな、でも理由は他にもあるんダ」
「? 其は?」
アルゴに聞くリュウ
「キー坊達の安全のためダ」
「? どういうことだ?」
キリトの質問
「聞かせてくれ。アルゴ」
「ああ。キー坊達が有名になった経緯はさっき話したロ?ようは、キー坊達に嫉妬するβテスターがいるんダ」
「は?嫉妬?なんで」
リュウが聞く
「『自分たちがニュービーに疎まれててやりにくいのに、一人だけ楽しやがって』みたいな感じだナ。ニュービーからも『所詮βテスターのくせにいい気になるな』って声があがってル」
「「まさかの逆恨みと八つ当たり!?」」
アスナとシリカが驚く
「成る程、ギルドを作れって言ったのかはわかった……アンタが警戒してるのは、反発するプレイヤー達による俺達の攻略阻害。あと、それに伴うプレイヤー間の確執。俺達の邪魔をすれば、逆にそれを快く思わないプレイヤーも出てくる。そうなったら泥沼になる……と」
「露骨に邪魔してくるかはまだわからないけど、少なくとも、俺達が評価さ
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