十話、アルゴの頼み
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「「「「ギルドを作ってくれ!?」」」」
落ち込んだアルゴが復活し、キリト達に対して言ってきたお願いに驚きの声をあげるキリト達…
「いや、アルゴ…ギルド設立のクエストなんて発見されてないし、βテストの時もそれがあったのは3層だったはずだが?」
そう疑問を口にするキリト
「暫定でいいんダ。『ギルドを作る』っていう姿勢を保ってくれればナ」
「どういうことですか?私達には知名度なんてないですし、そんなことしても意味ないと思いますけど…」
「確かに…それこそ「ふーん」で流されて終わるような事…話のタネにもならない筈…」
シリカの言葉に同意するリュウ……
「まあ、メリットいろいろあるんだけどナ。とりあえずは一つ、勘違いを訂正しておくヨ」
「勘違い?」
「そうダ。知名度云々ってところのナ」
「「「「???」」」」
リュウ達はそろって頭に?を浮かべる
「アーちゃんはともかく、キー坊とリュー坊、そしてシーちゃんの三人は相当有名だゼ。アーちゃんも知る人ぞ知る、ってくらいには有名人ダ。あ、勿論悪い意味じゃなくナ」
「……マジで?」
そう聞くキリト
「? 嫌そうだな?」
「あまり目立ちたくないんだよ……」
アルゴの問いにそう答えるキリト……
だが……
「……ニュービーに私が掴んでいない情報を無料で教えたり、『余ったからやる』って言って武器を無償であげてるのにか?」
「グハッ!?」
アルゴの止めにキリトが倒れた……
「リュー坊、シーちゃんの二人も同じような理由だな」
「「え?」」
「行く先々で情報を無料で提供しているプレイヤーって事でな」
「あ、それあたしも聞いたことある」
「「ええっ!?」」
アルゴ、アスナの言葉に驚く二人
「あ、あははは。はじまりの街にいたころは、私いっぱいいっぱいで…。そういう噂があったなーってくらいにしか知らなかったから……」
そう苦笑するアスナ……
「ちなみに、どんな噂なんです?」
「えっと、確か…『情報提供してニュービーの手助けをするプレイヤー達がいる。情報源はβテスターとニュービーのペアらしい』って」
「まあ、大体そんなとこだナ。アーちゃんは名前で伝わってない方の噂を聞いたみたいだけどナ。他には『リュウとシリカってプレイヤーが率先して情報を集めてみんなの手助けをしている』とか、『その二人は、βテスターとニュービーの垣根を取り払うためにβテスターとニュービーでパーティを組んで、手を取り合えと示唆している』とかだナ。あとは、実際にリュー坊達に助けられたプレイヤー達が、体験談を広めてるらしいゾ」
「…マジか…」
そう言って頭を抱えるリュウ……
そん
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ