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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第三十三話 上村中尉!ディオラマも芸術だ!!その四
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「キン肉マンで」
「名古屋城も空飛んで合体しましたよね」
「あれはかなりぶっ飛んでましたね」
「流石ゆでたまご先生でしたね」
「そうだったな、大阪城の地下にも迷路があった」
 実際はない、あくまでキン肉マンの世界だけのことだ。
「大阪城は他にも天守閣がロケットになって飛んでもいるがな」
「ああ、極虎一家でしたね」
「宮下あきら先生の作品ですね」
 あの伝説の名作男塾の前に書いていた作品だ。
「マフィアが勝手に大阪城改造してて」
「その天守閣で飛んで逃げるんですね」
 作中死んだ主要キャラ三人が蘇って主人公達のピンチを救って形勢逆転となった、マフィア達はそれを見て逃走を計ったのだ。
 これだけでも相当な話だ、だがこの漫画はこれで終わりではなかった。
「で、生き返った三人が星になってそのロケット天守閣を追跡して」
「見事撃墜しちゃうんですよね」
「いや、読者この説明読んでもわからないと思いますけれど」
「作者も読んではあ!?でしたからね」 
 そのあまりもの超絶展開にだ。
「大阪城を勝手に戦場にしてくれて」
「で、死んだキャラがいきなり復活してきてでしたから」
「死んだから銃弾も効くか、でしたし」
「無茶苦茶でしたね」
「考えれは駄目だ、感じるのだ」
 その漫画の結末について話す二人にだ、悪田部は毅然として告げた。
「それはな」
「感じるんですか」
「あの壮絶なストーリーも」
「宮下あきら先生の漫画ではそうだ」
 考えては駄目だというのだ。
「透明のブーメランに苦戦していたキャラが目が見えないのだ」
「ああ、男塾ですね」
「月光最初死相が見えるとか言ってましたね」
「それが生来目が見えぬ、ですから」
「あいつの目どうなってるんでしょうか」
「その後もどう考えても目が見えている戦い方しかしていない」
 ゴルフクラブを出したり象と戦ったりしていた時もだ。
「ましてや真っ二つになった人が生きているのだ」
「ええ、脳天から奇麗に真っ二つでしたね」
「本当に完全に二つに切られてましたね」
 開きではなく、だ。見事な唐竹割りで切られ二つになって落ちていったのだ。
「脳味噌も背骨も内蔵も何もかもさっぱり切れてて」
「下は海でしたよね」
「で、何故か下に潜水艦があって」
「その二つの身体が回収されて復活したんですよね」
「普通即死ですよ」
「全部切られてておまけに出血多量ですよ」
 誰がどう見てもだ。
「作者最初そのシーン読んでまさかと思って作者の親父さんに死んだなって聞いたら絶対に死んだって言われたんですよね」
「でも生きてたんですよね」
「あの人の漫画生き返りますけれど」
「自分の技で死んだキャラが平気で出てますし」
「大阪城の件も凄かったですね」
「ロケットって」

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