021話
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ラが実力以上の力を発揮する事が出来る。
「ジーくん解る?」
「ああ、ギンタの奴すごい魔力だ。しかもそれが上昇していくスピードが尋常ってレベルじゃない!」
更に魔力が満ちていく体に力を込めてガーゴイルと戦うエゴラ、だが相手の腕はピクリとも動かない。むしろ相手の力はさらに上がっていき自らの肉体が悲鳴を上げ始めていく。そしてエゴラの腕はガーゴイルによって?ぎ取られてしまう。
「なああああ!!!?」
「ガーゴイル、止めだ!!」
加えているリングを離しそこへ魔力を集中させていく、魔力を集中させ雷鳴にも似た音を轟かせていく。そして魔力が集中し終わるとガーゴイルは一際大きい咆哮を上げた。咆哮はリングによって増幅されていき破壊エネルギーを伴った強力な光線と化しエゴラを襲った。両腕を失ったエゴラは成す術もなく光線で貫かれた。全身に亀裂が走っていき、遂に氷の巨人は崩壊した。
「あ、あああああああ………」
失意に沈みながら力を増したエゴラが負けたことを信じられないギロムの前へガーゴイルが降り立つ。エゴラを倒した身でありながらもギンタの魔力は尽きておらずそのままガーゴイルを維持していた。その事とガーゴイルの威圧感に襲われたギロムは震えた声を上げた。
「わ、悪かったよ………反省してるよ……本当だって!反省したから!!」
「ぶっ飛んで反省しやがれ」
無言で腕を振り被ったガーゴイル、怪力を持ったガーゴイルの一撃はギロムをそれ以上有無を言わず空の彼方へと吹っ飛ばした。
「しょ、勝者ギンタぁ!」
「うしすっきりしたぁ!」
勝利したギンタ、だがそんなギンタへのそそぐ憎悪の視線。向けているのは当然ギロムの姉ラプンツェル。たった一人の肉親である弟をぶっ飛ばされれば激怒するのは当然といえば当然だろう。だが残虐な手段を好むギロムには当然の報いといえる。
「おい婆、お前の相手はこの俺だ。覚えているだろうな、俺が勝ったら」
「ああ解ってるさぁぁ、あんなゴミ共好きにしな!!だがジークゥウ、私が勝ったらアンタが死ぬ寸前まで嬲って絶頂してからクイーンの元へと連れて行くからねぇ!!!!!」
クイーン、それが自分を欲しがっている者の名。だとしても負ける気など毛頭ない、このまま勝たせてもらう。その決意を胸に前へと出る、その途中ギンタとハイタッチをし勝利を彼へ誓う。
「メル ジーク!チェスの駒 ラプンツェル!!開始!!」
「まずは軽―――――――くイッちゃうよおおおお!!アイススパイク!!!」
弟のギロムと同じく氷系のネイチャーARM。地面から氷の棘が無数に出現しジークへと向かっていく、ナナシが使用したサウザントニードルとは違い完全攻撃用のARM。対してジークは―――動かず、静止していた。
「何
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