021話
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この二つを大切にしろと言われていた。
「(さあどうするんだギロム……!?)な、なんかやばい!!」
何かが危ない、ギンタの直感が警報を鳴り響かせた。とっさに上へとジャンプしたがそれでは意味はなさなかった。下を見たときそこに広がっていたのは氷の大地が真っ二つに裂けて谷間が広がっている光景であった。
「まさか、これがARM……!!」
「ネイチャーARM、クレパスだぁ。死ねぇいギンタァアアアアア!!!」
驚愕に染まるギンタ、成す術もなく自然が齎す力の一つであるクレパスへと落下していく。その瞳に浮かんでいたのはいったい何なのだろう。それを知る由もなく大地は轟音と共に閉ざされ当時にギロムの笑い声がこだまする。
「メルキャプテン死亡!!!ウォーゲーム終了だぁああああ!!!!」
勝ち誇った笑いをあげながらギンタが落ちて行った地点を見下すギロム、自分は勝った!!あの憎らしい小僧を殺してやったと陶酔し切っていた。そしてポズンも勝利の宣言を上げようとしていたその時、大地から爆音と共に何かが飛び出した!!
「な、なんだぁありゃ!!?」
飛び出してきたのは見るから柔らかそうなゼリー状の物体であった。プルプルと震えている中にはギンタが笑いながら立っていた。
「バッボのバージョン5、クッションゼリー!どんな重たい攻撃もこのゼリーは吸収しちまうんだ!へへへ、ファントムから貰ったマジックストーンが役に立ったぜ」
クッションゼリー、まさに柔を持って剛を制す防御策。柔らかいゼリーは攻撃の衝撃やダメージ全てを吸収してしまう仕組みを持ちほぼすべての攻撃を無力化する力を持っている。だがなりより凄いのはこのような能力を創造してしまうギンタといえよう。
「ちきしょうちきしょうちきしょおおおお!!!エゴラァァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
怒りのままに従いガーディアンARMを発動させるギロム。召喚されたのは氷の肉体を持ち凶悪な表情をギンタへと向けている氷の巨人、エゴラ。それに対抗するためギンタもガーゴイルを召喚する。悪魔と氷の巨人は互いに牽制しあいながらも一気に詰め寄り組みあい互いの腕をへし折ろうと力を込める。
「いいよぉ、そのままガーゴイルの腕をへし折ってやりな!!!」
「任せて姉ちゃん!(氷のガーディアンエゴラはここでは100%以上の力を発揮する事が出来る、負ける筈がねぇ!!)」
氷使いのギロムと氷の巨人のガーディアンエゴラ、この二人にとってこの氷の大地は楽園のような場所。それぞれの属性には相性が存在し適したフィールドが存在する。適したフィールドであれば力は増幅され逆に苦手なフィールドでは力は半減してしまう。つまりこのフィールドではギロムはナイトクラスの実力を発揮でき、エゴ
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