停止教室のヴァンパイア
ギャスパーの出生情報から現在×姫島家での過ごし方
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忘れそうになったので本題へと入った。ちなみに朱乃とアーシアは、ミカエルが何故ここに来たかに関してを一緒に聞く所だった。
「そういえばミカエルは何故俺をここに呼んだ?」
「宴で忘れかけましたが本題に入りましょうか。三大勢力会談は知っていますよね?三大勢力が手を取り合う機会は何度もありましたが、それは全て裏での事であり表で取り合う事などありませんでした。既に知っていると思いますが、三大勢力戦争で神シャルロット様は戦争でお亡くなりになりました。敵対していた前四大魔王も戦死しましたし、堕天使の幹部をほとんど失った事でアザゼルは二度と戦争しないと公言しています」
「それなら知っているぜ。裏では何度も取り合ってきたが、表での取り合いは初だ。無駄な争いを無くす事は、小規模な争いを無くす好機だ。失くさないといつか三大勢力は、文字通りの滅びの道へと進んでしまう。今回三大勢力での会談も、事前にアザゼルに進言しといたから実現したんだと思うぜ。今回も仲介役である俺も参加する事となっているが、人間側ではなく創造神黒鐵としてだ。黒神眷属のメンバーも参加する予定だし、対コカビエル戦では俺らの眷属も参加したからな」
「そうですか。黒神眷属、まるで黒鐵様を中心とした眷属名ですね。メンバーも聞きましたが、ほとんどは別世界からだと聞きましたが」
「その通りだ。この世界ではなく、別の世界もあるが世界は広い。俺達は外史と呼んでいるが、この世界に似た世界と言っておこうか」
「似た世界、ではシャルロット様が生きている時の世界もあるという事ですか?」
頷いて酒を飲んでいた。途中ミカエルは考え出したが、目の前にあるおつまみを食べながら話を進めていた。天使側は、悪魔側と堕天使側に贈り物を送ったと聞いたな。悪魔側からは、聖魔剣を頂いたとか言っていた。
「ところで用は何だ?」
「特別用は無いんですが、聖剣エクスカリバーを見せてほしいと思ったのです。じっくりと見せてもらう機会は、中々ありませんでしたから。三大勢力戦争の時、二天龍が出現後封印されて残されていたのは折れた聖剣だけでした。『聖書に記されし神』シャルロット様もお亡くなりになりましたが、世界は生きています。その聖剣が何故貴方の手元にあるのか知りたいのですよ」
「なるほど。だったらじっくり観察すればいいさ」
空間から刀を取り出して擬態から元に戻し、鞘ごとミカエルに渡した。バラキエルも興味を持ったのか観察してたが、鞘から抜くと聖なるオーラが出たがすぐに最小限にした。ここには悪魔である朱乃とアーシアがいる。数分間観察後、鞘に納めて俺の手に戻ってきた。観察しているミカエルは、何度もシャルロット様と呟いていた。
「どうだミカエル?」
「これは真のエクスカリバー並みですよ、まるであの時の聖剣エ
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