停止教室のヴァンパイア
ギャスパーの出生情報から現在×姫島家での過ごし方
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
会いにより、本来の道から脱線したギャスパーの人生を大きく変えた存在とも言える。昔を思い出しながら歩いていると、いつの間にか神社に到着してた。鳥居の前に巫女服姿の朱乃が、待機しているようだったが俺を待っていたらしく、朱乃からこちらまで歩いて来た。
「いらっしゃいませ、一誠さん」
「おう来たぜ。少々遅れてすまない、ギャスパーの生い立ちから現在までを考えていた。ま、遅れた訳だからバラキエルの土産を買ってきた」
「あらあらお父様のお土産ですか。ありがとうございます、ここでは何ですから家に行きましょうか。それとギャスパー君に関しては一誠さんのお蔭なのですから」
俺と朱乃は姫島家に行き、キッチンから良い匂いが来たので覗いてみると朱璃さんとアーシアがいて何かを作っていた。気づいたのか声をかけてきた。
「いらっしゃい一誠さん。今、お酒のおつまみをアーシアちゃんと一緒に作っている所ですよ」
「そうなのかアーシア?まあ朱璃さんが作る料理は絶品だからな・・・・ところでバラキエルはいるか?」
「これも花嫁修業だと思えばいいと、朱璃さんが言ってましたから。それにここはとても心地が良いですよ」
「うふふありがとうアーシアちゃん。一誠さんが連れて来た時、アーシアちゃんをホームステイさせる事など思ってもみませんでしたが娘が増えたと思ってますからね。朱乃についていけば分かりますよ」
俺の頭上が?になったが、朱璃さんと挨拶を終えて朱乃について行く。それにしてもアーシアがここに住み始めてから、結構時間が経過するがすぐに家族だと馴染んでたのは良かったと思う。朱乃も妹みたいに扱っているが、姫島家が所有している神社が悪魔でも大丈夫な風に聞いた。
何でも裏で特別な約定が執り行われていると聞いた、まあ俺には関係ない話だ。普通に潜れるし、朱乃の先導で部屋前に立ち止まって言った。
「ここにお父様がいらっしゃいますわ。私は、お母様とアーシアちゃんのお手伝いに行くのでゆっくりしていって下さいね」
朱乃は台所へ向かうが、俺は戸を開けると唖然した。何故ならば、そこには天界産と思われる酒とミカエルとバラキエルがいたからだ。
「バラキエル、来てやったが何故ここにミカエルがいるんだ?」
「いらっしゃい一誠さん。用があるのはミカエル様だそうですよ」
「そうなのか。だったら俺ん家に来ればいいのに」
「すいませんね。会談前ですので、こちらで話した方がいいと思いましてアザゼルに連絡をしてからバラキエルに頼みました。それはもしかして人間界の日本酒ですか?」
「おうそうだ。話する前に飲まねえか?」
そこからミニ宴が始まったが、最初は俺が持ってきた日本酒を飲んでから天界産の酒も飲んだ。途中から朱璃さんも参加して飲んでいたが、目的を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ