停止教室のヴァンパイア
もう一人の『僧侶』×ちょっとした鍛錬
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けたのだから、悪魔側としては驚愕かもしれんがアイツは変わり者だ。赤白ライバルの完全決着をしたとしても、一ちゃんが瞬殺しては面白みがない」
「俺は戦闘狂な程、バカではないぞアザゼル。ま、白龍皇に伝えておいてくれよ。今度戦う時まで、もう少し鍛えておいた方がいいぞ。とな、瞬殺されるようでは俺の相手を務まらんだろう?」
「それもそうだな、一ちゃんの伝言はちゃんと伝えとくぜ。そろそろ帰るからさ、聖魔剣に関してはまた今度見せてくれ。じゃあな」
アザゼルは、この場から去って行ったが俺の伝言に関しては伝えるだろう。残された俺達だが、とりあえずアザゼルが言ったようにすると、本当にパワーを吸い取れていて更に神器の力が増していた。匙の提案で、練習の礼として今度花壇の整理を一緒にする事になった。
まあいっか、と思い練習を始めたが俺の助言は言わなくとも時間停止をしていた。更に練習しようと思えば、いつの間にか部長が来ていた。匙と一緒に、サンドイッチを食べたが美味い。スパイスが効いているが、料理に関してはまだまだかなと思いながら食べていた俺達だった。
「部長、美味いですよ」
「ふふふ、ありがとう。材料も少なめだったから軽いものしか作れなかったけどよかったわ」
さっきアザゼルの事を言ったら、部長は驚いていたがすぐに冷静になって考え込んだ。
「アザゼルは確か神器について詳しいと聞いたけど、神器についてアドバイス出来るのは余裕なのかしら?一誠も神器詳しそうだけど、アザゼルから聞いたの?」
「まあな。神器については、ある程度詳しい。自分が持っている神器も熟知しているつもりだ」
俺と部長が話していたら匙は、サンドイッチを2〜3個を食ってから言った。
「そろそろ俺は戻るよ、花壇の作業をしなくてはいけないしな」
「匙君。わざわざ私の下僕に付き合ってくれてありがとう」
匙は顔を赤くしていたがすぐに冷静に戻って言った。
「いいっすよ。先輩は会長の大事なお友達ですし、神器についての新たな可能性やらの収穫がありましたから、兵藤またな」
「ああまたな」
礼を言った後、匙は行ってしまったがまあいいか。匙を見送った部長は、こちらを見てこう言った。
「それにしても、貴方が直に鍛錬させていたとはね。建物の影に隠れて見てたけど、とてもいい動きしてたわ。ゼノヴィアの一撃を避ける何て封印前とは偉い違いね。まだまだいけるかしらギャスパー?」
「まだまだいけます。僕を鍛えてくれた一誠さんの為にもですから」
部長と一緒に鍛錬の続きをしたが、相変わらずいい動きをしてるな。小猫ちゃん並みに身軽で、それに神器もいい感じだなと思いながら鍛錬を夜まで続けた。それと一人称が『私』から『僕』となっていたが、それが本来のギャスパーであ
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