停止教室のヴァンパイア
もう一人の『僧侶』×ちょっとした鍛錬
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して花壇用のシャベルを持っていた。
「見ての通り、花壇の手入れをしている所さ。一週間前から会長命令でな、ここ最近学園行事が多かっただろう?それに今度魔王様方もここに来るからな、学園を綺麗にするのが生徒会の『兵士』たる俺の仕事だ」
それってつまり雑用係何じゃねえの?まあこの事は伏せておくが、後ろから視線と敵ではなく味方のような気配を感じたので、俺は後ろを向いたら盟友の一人だった。
「へぇ。魔王眷属の悪魔さん方は、ここで集まってお遊戯してる訳か」
「ようアザゼル。こんなとこに来て何してるんだ?」
俺以外の全員が、アザゼルを見て怪訝そうに見えていた。俺の一言で空気が一変したが、ゼノヴィアは剣を構えてからアーシアをゼノヴィアの後ろに隠した。小猫ちゃんも臨戦態勢に入っていたし、匙も驚愕しながら右手の甲にトカゲの頭を出すが、あれはヴリトラ系統の神器である『黒い龍脈(アブソーブション・ライン)』だな。
「全員、戦闘行為を止めとけ止めとけ。こいつは俺の盟友である堕天使総督のアザゼルだ」
「一ちゃんに紹介されたが、俺はアザゼル。堕天使の頭をしているから、臨戦態勢を解け解け。コカビエルにも、敵わなかったお前らだと聞いているから俺には勝てんだろう」
「それに俺やアザゼルは、下級悪魔をいじめ何かする気は更々ないんだからな。そうだろ?アザゼル」
「まあな。ちょっくら散歩してたら、盟友である一ちゃんの気配を辿って来たら今に至るという事だ」
普通に紹介しても戦闘態勢を辞めないでいたが、ギャスパーは普通に歩いてこちらに来た。
「あなたがアザゼル様ですか?」
「おうそうだ。お前は、一ちゃんが言っていた神器を扱え切れない奴か?今では扱えるようになった、と聞いたんだがどんな神器だ?」
「『停止結界の邪眼(フォービトゥン・バロール・ビュー)』ですけど」
「ほおー。道理で、一ちゃんが俺に神器の扱いに関してを教えてくれって言ったのはその為か」
頷いて、アザゼルのとこに行く俺。ギャスパーを下がらせたが、皆はいつでも臨戦態勢してた。俺やアザゼルが言っても、誰も構えを解かないからか。堕天使が言う事に関して、悪魔が信用する訳がない証拠となっていた。
「それよりここに来て何の用だ?会談の下見か」
「それもあるが、聖魔剣使いはいるかな?一ちゃん」
「イレギュラーな禁手に至ったグレモリー眷属の『騎士』に用事でもあるのか?だが今はいないぜ。レアな禁手と聞いたら、アザゼルが興味持たない訳がないか。俺は聖魔剣など容易いから使えるぞ?」
「何?それは本当か!見せてくれ!」
鼻息荒くなって、俺に掴みかかったのでハリセンで叩いた。
「相変わらずのハリセンだぜ」
「あとで見せてやる。それより、神器使
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