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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico37竜の矜持〜The 0th task force : Dragon Heart〜
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あの光翼はたぶんそれ以上。
「光の翼は、神造兵装第88位、光翼ルミナス・プリズミラ! これまで遭遇した神器より強力よ! 直撃は即死! 掠っても瀕死くらいのダメージが入るから要注意!
防具は、アフドゥ・ハーミン! 装着時に誓約を決め、それを果たしている間は身体能力や魔力を強化できる! 反面誓約が破られた時のリバウンドはシャレにならない!
腰の剣は、1つはアゾート! 効果は神秘中毒の抑制や魔力量増加! もう1つは・・・連中に奪還されたキャルタンクリーヴ! 身に付けている間は一切のダメージを負わない!」
シャルロッテさんの話に絶句。これまでにも直撃は危ないものばかりだったけど、掠ってもアウトな神器はそうなかった。他にも強化系やダメージ無効の神器、あと神秘中毒っていうのは判らないけど、名前の響きからして神秘の持ち過ぎによる害を押さえるっていうこと・・・だと思う。
「つまりは光翼の攻撃には当たらなければ良いということですね!」
――
氷星の大賛歌
(
カンシオン・デ・コンヘラシオン
)
――
フィレス二尉が右腕と同化してる氷の大剣を大きく振るうと剣先から吹雪の砲撃が放たれた。魔術と神器両方の魔力と神秘を有したとんでもない砲撃だ。
――プリツァアソンテヴァ――
ハート3は回避することなく両腕と背中の光翼を大きく広げて真っ向から突進。フィレス二尉の砲撃を拡散させながら、ハート3はそのままフィレス二尉に突っ込もうとした。当然それを黙って見てるわけがない私たちなんだけど、ターゲッティングするよりも早くフィレス二尉の掲げた左腕と同化してる盾と衝突した。
「こちらの神器の方が神秘のランクが高いそうですよ・・・!」
「きゃぁぁぁぁーーーーッ!!」
氷の盾が砕けて、騎士服が破れたことで左腕の素肌を見せたフィレス二尉が近くにそびえ立つ塔頂上の鐘楼へ弾き飛ばされて、ゴォーンと鐘を鳴らした。フィレス二尉はぶつかった鐘と一緒に地上へ向けて落下し始めた。助けに行こうにも・・・
「子供とて容赦はしない!」
――カドゥールオール――
光の羽根の弾幕を張ってくるハート3がさせてくれない。ちょっとした苛立ちを覚えた時、『私は大丈夫だから、あなた達は自分の仕事をしなさい!』フィレス二尉から無事を知らせる念話があった。
「よしっ。みんな、カートリッジを温存しながらで攻撃開始! せぇぇぇぇいッ!」
シャルロッテさんがひとりハート3と近接戦を繰り広げ始めた。この中で一番の戦闘経験値が高いシャルロッテさんは、私たちがあたふたしちゃう必殺の一撃を見切って、掠らない程度の間合いで躱しながら“キルシュブリューテ”を振ったり、ルミナちゃんやベッキーちゃんから受け取っておいた神器封じのお札を張ろうとしたりするけど、「甘いですね。剣神!
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