不思議な経験のその後と狙われたマリア中編
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深川での戦いの後さくらと直哉は、医療ポットでの治療後自室に運ばれていた。
「うーん、あれ、ここは・・・私たちの部屋」
さくらが今までのことを思い出そうとした時、米田が部屋に入って来た。
「ようさくら、気が付いたか」
「米田支配人」
「さくらお前が助けた、逃げ遅れた子供は無傷だったが、俺には、お前と直哉があんな行動を取ったことに、驚いているんだ」
「それは・・・あの時大神さんが、あの子を庇って負傷されて、花組の指揮系統に被害が出ないようにしたんです。直哉君と考えて」
「だが直哉は、さくらお前を守る為に、さくらより、怪我が酷い状態なんだぞ」
「ええ、わかってますよ支配人私だって直哉君に、こんな怪我させて、平気なわけないじゃないですか、でもありがとう直哉くん。私を守ってくれて」
さくらがそう言うと、気を失っているはずの直哉の表情が、笑っているように、さくらと、米田には、見えていた。
「そうか、そうだよなすまんさくら」
そして米田は、さくら達の部屋を出て行った。
そして、さくらは直哉を少し抱っこし、何か安心して、再び眠りに付いた。
その夜・・・
さくらは、部屋に誰かが来たこと気が付き、部屋の電気をつけるとそこにいたのは、マリアだった。
「あ、マリアさん」
「起きたのねさくら、ごめんなさい起こしてしまって」
「いえ、いいですよ、マリアさん。私達こそごめんなさい。こんな事になってしまって」
「確かに、さくらと直哉君がするべき行動ではなかったわね」
「マリアさん」
「あの時に動くべきなのは、隊長の大神さんか、副隊長の私が、先に動くべき場面だった」
「でも実際は、さくらあなた達が動いた。慣れていない量子甲冑双武改で」
「駄目だよ。マリアお姉ちゃん今回のは、偶然が重なっただけだからね」
!!「「直哉くん気が付いたのね」」
「うんそれと、マリアお姉ちゃんごめんなさい少し夢で、見えたんだけどお姉ちゃん今回の事を、過去の事と会わせ過ぎないようにしてね」
「直哉くん貴方どこまで見えたの?」
「うんマリアお姉ちゃんが、慕っていた隊長さんが戦死するまでかな」
「そう、直哉君も、さくらも今の話は、秘密にしていてね」
「「はい」」」
そしてマリアは、部屋を出て行った。
次の日の朝・・・
大神が、さくら達のお見舞いに来た。
「やあさくら君、調子はどうだい?」
「あ、大神さん私のほうは、大分いいんですけど、直哉君のほうが」
「そうか、君達にはすまないことをしてしまった。俺がもっと隊長として、指示を出せていたら、こんなことにはならなかっただろうと、昨日マリアに言
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