停止教室のヴァンパイア
戦後処理×勝利の宴
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事は奏さんの親はどうなんだ?」
「奏様の親は、既に消失しております。ご主人様が駆け付けた時には、破滅の道に進んだ世界にただ一人いたそうなのです。その前から、ご主人様の親がいるという事は聞かされておりません。今思うと、最初から存在してなかったとしか考えられません」
そんなバカな!?一ちゃんにそんな過去があった何て、俺達はとんでもない事を言ってしまったのかもしれない。一ちゃんで言えば、禁句かタブーな話だったかもしれんからあとで謝らないといかんな。
「という事は、私達はとんでもない事を言ってしまったという事ですね。サーゼクス、アザゼル」
「そうだな・・・・そういえばさっき授業参観だと言ってたが」
「親の代わりとして私達が行っております。先程の一言によって思い出したのでしょう。悲しみに囚われてると思い、グレイフィア様とガブリエル様に行かせたのです。ご理解頂けましたでしょうか」
そうか。そんな過去があった何て・・・・一ちゃん周辺は温かいと思っていたが、そんな冷たいのがあるとは泣かせるぜ。
「ではこのような事はどうでしょうか?」
いきなりミカエルからの申し出があったので聞いた。
「サーゼクス、貴方の親を一誠さんの養父と養母にする事は出来ませんか?」
「それは出来なくもないが・・・・なるほど。そういう事なら私も同感だ、グレモリー家は下僕の事を慈愛として見てるからもしかしたら上手くいくかもしれないね」
その手があったな。だが一ちゃんは納得してくれるだろうか?いきなり養父と養母が現れると困惑するんじゃないか?サーゼクスの両親だと上手く行くかもしれんな、確か三大勢力戦争前に会っていると聞いていたし、その時から盟友のようだったとな。
「今から通信するから、静かに頼むよミカエル、アザゼル」
俺達は無言で頷いて、サーゼクスは小型魔法陣で連絡した。結果はOKとなり、早速サーゼクスの母親が人間界本家に来る。おいおい早いな、と思ったらインターホンが鳴った。関羽殿が行った後、戻るとトランクを持ったサーゼクスの母親であるヴェネラナ・グレモリーが現れた。
「母上、何も今すぐでは早すぎるのでは?」
「あらそうかしら?一週間後に授業参観があるから、私は一誠さんがどんな生活を送ってるか知りたいのよ。そういえば貴方達は?」
「私はミカエル、天界で天使長をしている者です。よろしくお願いします」
「俺の名はアザゼル、堕天使の総督をしている。よろしく頼むよ、サーゼクスの母親殿」
俺とミカエルが挨拶したら、驚いたのかサーゼクスと小さい声で話をしていた。あれが家族会議って奴なのか?数分後納得したのかこちらに戻ってきた。
「驚きました、まさか一誠さんに天界側と堕天使側のトップと盟友とは。初めまして、私は
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