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DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
Chapter2「父を探して 山科悠子の依頼」
Story9:決意を新たに vsグラウモン
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 早速、先程もらった新規アカウントでEDENへログイン。EDENエントランスで、『アカウント狩り』について聞き込み調査を始めた。
 しかし、否やはりと言うべきか、一般の人でその詳細について知る者はいなかった。

 だが、一つだけ有力な情報を手にすることができた。それは……


「あぁ、アカウント狩りをしているのは『ザクソン』らしいぜ。やつら最近は結構むちゃくちゃやってるみてーだ」

「『ザクソン』……そのチームがどこにいるか、知ってますか?」

「いや、どこにいるかまでは知らねぇな。でもでけぇチームだからな、クーロンにでも行けば知ってるやつがいるんじゃねーの?」

「そうですか……ありがとうございます」


 エントランスにいた男性の情報を元に、俺はクーロンへと向かった。

 ……そういえば『ザクソン』といえば、ユーゴが入っているチームだったな。アイツがいるチームが、アカウント狩りを…か……
 ユーゴがアカウント狩りをやっている訳ではないだろうが、きっと一枚岩というチームではないのだろう。













「おぉ、いるな……あの時は誰もいなかったのに、なんでだろう?」

「なんか予定であるんじゃねぇのか?」

「まぁ、あの時に何もなかっただけかもしんねぇしな…」


 丁度白峰達と落ち合った場所―――「ガラクタ公園」へ行ってみると、数人の人が会話しながらそこにいた。
 その人たちに対して、「ザクソン」について聞き込みをしてみた。すると……


「ザクソン? …よく知ってるよ、俺もメンバーだったから」

「そうなんですか?」

「あぁ、でもガラの悪いヤツが増えてきて、抜けたんだ。バカは…嫌いだから、俺。『来るもの拒まず、去る者追わず』…クレバーなリーダーだったけど、この方針だけは…」

「はぁ……そうだ、元メンバーだったんなら、その人達が集まる『場所(URL)』なんか知りませんか?」

「…知りたいのか? ……別にいいが、俺が教えたって言うなよ?」

「えぇ、あなたには迷惑を掛けませんから」


 そう言うと元ザクソンだった男性は、『ザクソンフォーラム』と呼ばれる場所のURLを俺の教えてくれた。
 俺は早速、ログアウトゾーンからそのURLの場所まで移動を始めた。













 URLに導かれ着いた先は、どこかの劇場か何かを模した場所だった。
 屋根はドーム状、暗幕のあるステージ。しかし無造作に鉄柱が立てられてたり、横になって転がっていたり。クーロンにもあるキューブ状の物体があったり。

 そしてそこには、左胸に『ZAXON』と書かれたフード付きのジャケットを着た面々
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