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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
Another87 罪
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到底思えない」

アインス「お前達のやり場のない怒りは痛いほどに分かるが、それを関係のないデジモン達にぶつけるのは筋違いと言うものだ。」

アポカリモン[ならば私はどうすれば良かったのだ!!?暗い闇の底でただ嘆いていればよかったとでも言うのか!!?]

大輔「堂々と胸を張って生きていけばいい。お前達は生まれた時は何の罪もなかった。だからアポカリモンとして生きていても良かったんだよ」

賢「憎しみに囚われ、復讐するという選択をした時点でお前は負のスパイラルに陥ったと言うわけだな」

大輔「……悪いなアポカリモン。俺達もお前と同じだ……ただ生きたいだけ。お前を倒す…そして、解放してやるよ。お前を苦しみから、紋章とデジヴァイスの力でお前を苦しみから解放してやるぜ!!」

フェイト「…終わりにしようか、アポカリモン……太一さん達はどうします?戦いますか?」

フェイトは何処か戸惑っているような感じの太一達に尋ねる。

ヤマト「…正直アポカリモンの正体を聞いて、倒していいのか分からないって言うのが本音だ」

フェイト「……」

ヤマト「アポカリモンの言い分も分かるんだ。至極尤もだし……」

賢「じゃあ、迷うくらいなら戦うのを止めますか?仲間が減るのは辛いですが、足手纏いが増えても困ります」

ヤマト「いや、俺は戦うぞ。このままアポカリモンから目を逸らして逃げるなんて正直みっともないからな。」

太一「俺は正直、難しいことは分からねえ。でも話を聞いてこれだけは分かる。あいつをこのままには出来ないことを…確か紋章とデジヴァイスを使えばいいんだよな?」

大輔「ええ」

ヤマト「逃げるだけはしない。俺は俺の意志を貫く」

大輔「そうして下さい。その意志を大事にして下さいよ。俺は意志がはっきりしない奴は大嫌いだから」

ヤマト「なあ、それってもしかして俺とタケルも入ってないか?」

大輔「はい、俺はヤマトさんもタケルも嫌いですからね」

ニヤリと笑いながら言う大輔にヤマトは苦笑。
タケルは堂々と嫌いと言われて呆然。
大輔とヤマトを見ていると冗談ではないだろうかと思うが、太一とヒカリ、タケル以外は何となく気付く。
矛盾しているかもしれないが、嫌っていても不仲というわけではない。
そこら辺の機敏はまだまだ鈍くて幼い太一達には分からないだろう。

大輔「と言うわけだ。お前を倒して救って戦いを終わらせてやるぜ!!」

ブイモン[行くぞみんなあ!!]

全員【おう!!】

最後の決戦に挑む子供達。
アポカリモンを倒し、進化の過程で消えていったデジモン達の無念を救うことが出来るのだろうか?
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