第1話 その者、巡洋艦にして祝福の風
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リインフォースは魔力で出来た血のような色のナイフを魚に向けて発射した。だが、ナイフは魚の外殻に刺さる事無く、弾かれてしまう。
「何だと!?」
それを見たリインフォースは驚愕した。あの小さなモビルスーツ達のビームでダメージが与えられるのだから、ブラッディダガーでも充分ダメージが与えられると考えていたのである。
すると、ブラッディダガーを弾いた魚が口を開けて砲撃して来た。リーンホースは1発被弾してしまう。
「くそっ、メガ粒子砲、撃て!!」
リーンホースはメガ粒子砲で反撃を行った。そちらは魚の外殻を紙のように貫いて仕留めた。
(これは効くのか?つまり、奴らの外殻は魔法が通用しない特殊な材質だと言う事か?)
そう考えていると、モビルスーツ隊が最後の1匹を仕留めていた。
「よくやってくれた。暫くは周囲を警戒してくれ。」
そう言ってリーンホースはレーダーを確認した。もう1つあった反応の場所を確認した。今度はそちらと接触するつもりだが、先程の魚達と同類である可能性があるため警戒しておく。
レーダーによると、4つある反応は此方に近付いていた。
「向こうから来るか・・・」
リーンホースはモビルスーツ隊を周囲に待機させ、メガ粒子砲を構える。すると、4つの人影が見えた。黒のセーラー服姿の少女達だ。髪型は茶髪のショートに金髪のツインテール、三つ編みの黒髪に赤みがかった金髪ロングと様々だ。背中には黒髪以外が船の煙突のような物を背負い、黒髪だけは砲撃支援型モビルスーツを思わせるキャノン砲付きのバックパックを装備していた。そして、4人とも手に銃のように連装砲を装備している。(黒髪だけ一回り小さい)
彼女達は周囲を見渡し、私と沈んで行く魚達の姿を確認すると、少女達のうち、黒髪がリーンホースに話しかけた。
「こちらは日本海軍所属の白露型駆逐艦、時雨です。そちらの所属と艦種、それに艦名を教えていただきますか?」
今度は話が通じる相手のようだとリーンホースは感じたが、念の為警戒したまま“聞かれた事”について答えた。
「私はリガミリティア所属、スペースアーク級巡洋艦リーンホースだ。」
続く
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