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M?R - メルヘヴン - 竜殺しの騎士
019話
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ないという意味だった。ジャックが驚愕しているうちに接近してくるコレッキオ、素早く振られてくるハンマーの殴打、それをスコップで防御しつつ隙を見て刺突、薙ぎ払いなどで反撃するジャック。

「(見切れる!60日間シャドーマンとの戦いは確かな手応えあったっす!!)」

激しい攻防、攻撃しては防御がお互いに繰り返している。膠着状態となった戦いを終わらせるようにコレッキオは距離を取った、そして不敵な笑みを浮かべ左手のARMを見せた。

「あんまり使いたくないけど、これ使う。スロードリィ!」
「何をっ……ってぃいいい!!?」

ARMが発動されるとジャックが動きを止めた、いや止めたというよりも動かせなくなったというのが適切だろう。急激に重くなった身体、幾ら力を込めようとが動かす事が出来ない。

「如何したんだジャック!?」
「ダークネスか」
「ああ、恐らく動きを封じるタイプの奴だろう」

直ぐにARMの正体を見破ったジークとアルヴィス、二人とも同じタイプ且つ強力なダークネスの呪いを受けた経験がある為が直ぐに理解出来た。そしてその代償は……

「さて……何処行った………?」

ゆっくりと歩き出すコレッキオ、真っ直ぐジャックへと向かっていき直ぐに射程範囲に捉えたというのに直ぐに離れてしまう。

「如何したんだあいつ?」
「もしかしてあいつ、視力を失ったのか?」
「そ、それが代償か?だ、だとしても癖ありすぎるんじゃねぇかあれのARM……?」

視力を失う、かなりリスキーな代償だ。幾ら相手の動きを止めていようが目が見えないのではそれを活かしきれるとは思えない。だがコレッキオはそれを補う為に相手の魔力を探し当てて敵を目指すという方法を考えている。魔力を高めて脱出を図ろうとすれば相手に居場所を教えてしまい、抑えていては何時までも動けずそのうちに攻撃されてしまう。

「く、くっそぉおお!で、でもこのままやれる、訳には、いかないっすよ!!!」
「そこっ!!」

遂にコレッキオはジャックを発見しハンマーを振り下ろす、だが

「なっ!?」
「ぎ、ギリギリセーフっす!!」

魔力を限界まで高める事でダークネスの呪いを跳ね除けたのかジャックはスコップでハンマーを受け止めていた。

「おいらは……絶対に負けないっすよ!!おいらが死んだら……最悪な親不孝だろうがぁああああ!!!」
「うわああああ!!」

急いでダークネスを解除するがジャックは怒涛の攻撃を仕掛ける、蹴り上げそこからパンチの連打。スコップで殴り苦しげに口を開いた時にその口へと豆を放り込んだ。

「ダメ押しっす!育て、地豆(アースビーンズ)!!!」
「う、ううう!!うええええええええええええええええ!!!!!」

魔力を送るとなんとコレッキオの口か
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