遺跡出現までの10日間【3日目】 その4
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ゃんがぺこりと頭を下げる。
「いえいえ、でも気を付けてね、アカリちゃん可愛いからああいう奴らに絡まれやすいと思うから」
「か、かかか、可愛い!?」
僕の言葉にアカリちゃんは顔を真っ赤にする。……何かまずいこと言ったかな……っていててこらオウム頭つつくなよ。
「と、とりあえずセリムの宿まで一緒に帰ろうか」
「はい」
僕の言葉にフッド君がうなずき顔を真っ赤にしたアカリちゃんを引っ張りながら僕についてくる。
「ん?」
10分ぐらい歩いただろうか薄暗い路地が何故か目に入った。なんだろう、気配がする……しかも大勢の……。
「フッド君」
「はい?」
僕の言葉にフッド君が反応する。
「アカリちゃんを連れて戻っといてくれないかな、ちょっと確かめたいものがあって……」
「わ、わかりました」
「ごめんね、最後まで送れなくて」
「いえいえいえ、もう目の前にあるようなものですから! ありがとうございました」
「うん、気を付けてね」
律儀に頭を下げてくるフッド君と今だに顔を赤くしているアカリちゃんの頭をなでると僕は急いで裏路地へと向かった。
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