月光校庭のエクスカリバー
彼は至った×真実からの極秘事項発言
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リアスside
正門から堂々と入り込む私達。私は異様な光景に言葉を失った、校庭の中央に四本の剣が神々しい光を発しながら宙に浮いている。中心に怪しい魔法陣が校庭全体に描かれていたが、魔法陣の中央にいる初老の男、バルパー・ガリレイの姿を確認する事が出来た。私は疑問に思っていると。
「四本のエクスカリバーを一つにするのだよ」
バルパーは、面白ろ可笑しそうに口にした。
「バルパー、あとどれ位でエクスカリバーは統合する?」
「ッッ!」
空中から聞こえる声で部員全員が空へ視線を向けた時、月光を浴びるコカビエルの姿があった。宙で椅子に座り、こちらを見下ろしていた。椅子を浮かしているのは堕天使の力なのか、余裕そうに足を組んでいる。
「五分もいらんよコカビエル」
「そうか。では頼むぞ」
コカビエルはバルパーから私に視線を移す。
「サーゼクスは来るのか?それともセラフォルーか?」
「お兄様とレヴィアタン様の代わりに私達が・・・・」
風切りの音が聞こえたので、音がした方向を向くと体育館だった場所は影も形も無くなっていた。あれを消し飛ぶ何て力なの。
「つまらんがまあいい。余興にはなるか」
体育館があった場所に、巨大な光の柱が斜めに突き刺さっていた。あれを受けると私達は、最悪消滅しちゃうわね。
「さて、地獄から連れてきた俺のペットと遊んでもらおうかな」
コカビエルが指を鳴らす。すると闇夜の奥から、ズシンズシンと何かが地を揺らしながら近づいて来た。あれはケルベロスだわ。何て物を連れてきたのよ、私は滅びの魔力でケルベロス相手をするが桁違いのディフェンスで弾き飛んだ。
「地獄の番犬の異名を持つと有名な魔物は、本来地獄か冥界へ続く門周辺に生息している。なのに人間界に持ち込む何て!」
朱乃の雷でもビクともしないので、全長八メートルから十メートルあるから私達では相手にならない。小猫の拳でもかすり傷のようだったが、ケルベロスが火炎を向けようとしたその時だった。ケルベロスの首の一つが斬り落とされていた!誰なの?
「加勢しに来ましたよ部長!」
「私もいるぞ」
祐斗とゼノヴィアだった。ケルベロスは、一瞬後退したがゼノヴィアの聖剣で滅んだからこれなら勝てるわ。聖剣の一撃は、魔物にもダメージを与えるんだから。
俺は現在、学校にある監視カメラで見ていた。お守りには盗聴機能もあるのでそれを聞いていた。
「祐斗、来てくれると信じていたわよ。それとゼノヴィアさんも、イリナさんはどうしたの?」
「僕とゼノヴィアとイリナは、一誠君から貰ったお守りによって一誠君の家に強制的に転移させられました。イリナさんは、怪我をしていたのですが命に別状はありません。先程コカビエルが動いた、と聞
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