月光校庭のエクスカリバー
彼は至った×真実からの極秘事項発言
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俺に撃てと言っていた。滅びの魔力を持っているリアスなら、高濃度圧縮した魔力弾を撃てるだろうが、リアスは震えてた。
あそこにいる全員が、コカビエルの眼光によって恐怖が支配するようになっていた。リアスは、高濃度圧縮した魔力弾を撃った。流石にコカビエルでも両手で抑えていたが、ローブなどが傷つき手には血のようなのが見えた。
コカビエルは、憑りつかれたように魔力弾を小さくしてやがて消滅させた。朱乃や祐斗と小猫ちゃんが、まるで相手されないかのように一撃で倒れてしまった。幸いそこにアーシアがいたから命に別状は無さそうだが、それ程強いらしい。
ま、俺からしてみればただの餓鬼にしか見えない。後方にいたゼノヴィアと祐斗は、共に斬りかかる。先に斬りかかったゼノヴィアで、コカビエルは光の剣を創り出して片手で迎え撃つ。
「フン!デュランダルか!一度壊れたエクスカリバーとは違い、こちらの輝きは本物か!しかぁぁぁし!」
「・・・・ッッ!」
空気が震えてから、耳鳴りが襲うがコカビエルは空いている手から波動を放ちながらゼノヴィアの体を宙に浮かせて回し蹴りを彼女の腹部へヒットした。
「がっ!」
苦悶の声を発し、ゼノヴィアが吹っ飛ばされていく。
「所詮は使い手次第。娘!お前ではまだまだデュランダルは使いこなせんよ!先代の使い手はそれはそれは常軌を逸する程の強さだったぞ!まあそれにだ、兵藤一誠のような使い手ならば充分に発揮したであろうな!」
ゼノヴィアは空中で体制を立て直して、地面に上手く着地していたが一気に斬り込んでいく。祐斗はそれに合わせて同時に斬りかかる。ま、奴の言う通り俺がデュランダルを使うと力が発揮するだろうけど俺にはエクスカリバーで充分だ。
「コカビエル、僕の聖魔剣で貴方を滅ぼす!もう誰も失う訳にはいかないんだ!」
「ほう!聖剣と聖魔剣の同時攻撃か!面白い!実にいいぞ!来いッッ!そのぐらいでなければ俺は倒せんッッ!」
コカビエルはもう片方の手に、同じ光の剣を創ってから祐斗達の剣を捌いていく。祐斗の聖魔剣とゼノヴィアのデュランダルとエクスカリバーの二刀流でも、斬撃を難なくいなしていく。まあ剣の技量でも奴の方が上だろうし、回復した小猫ちゃんは拳を打ち込んだりしたがコカビエルの翼が鋭くなって斬り刻んだ。
そんで祐斗の聖魔剣もヒビが入っていたが、剣の堅強さは祐斗次第だからか集中が切れると硬度が下がるな。奴の全身から発生した衝撃波は、祐斗とゼノヴィアは為す術もなく吹き飛ばされた。体制を整えるがそのままだとコカビエルを倒せないぞ。
全員肩で息をしていたからか、まだまだ修業不足なのかもしれんな。聖魔剣によって、コカビエル周囲に聖魔オーラを放つ刃が出現するが正直言ってあれで囲ったつもりなのか?嘆息するコカビエルだ
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