月光校庭のエクスカリバー
彼は至った×真実からの極秘事項発言
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続は無意味だと判断しやがった。アザゼルの野郎も戦争で部下を大半亡くしちまった所為か『二度目の戦争は無い』と、宣言する始末!耐え難い!耐え難いんだよ!一度振り上げた拳を収めるだと!?ふざけるな。ふざけるなッ!あのまま継続すれば、俺達が勝てたかもしれないのだ!それを奴は!人間の神器所有者を招き入れねば、生きていけぬ堕天使共など何の価値がある!?」
強く持論をするコカビエルだったが、憤怒の形相となっていた。事の真相は、想像以上にアイツらへ衝撃を与えている。アーシアは口元を手で押さえ、目を大きく見開いて全身を震わせていた。悪魔になったといえ、彼女の信仰心は強いし死んでいないからだ。
「・・・・主がいないのですか?主は・・・・死んでいる?では私達に与えられる愛は・・・・」
アーシアの疑問にコカビエルは可笑しそうに答える。
「そうだ。神の守護、愛が無くて当然何だよ。神は既にいないのだからな。ミカエルはよくやってくれているが、神の代わりをして天使と人間を纏めているのだからな。神が使用していた『システム』が、機能していれば神への祈りも祝福も悪魔祓いであるエクソシストもある程度動作はする。・・・・ただ、神がいる頃と比べて切られる信徒の数が格段に増えた。そこの聖魔剣の小僧が聖魔剣を創り出せたのも、神と魔王のバランスが崩れているからだ。本来、聖と魔は混じり合わないが聖と魔のパワーバランスを司る神と魔王がいなくなれば、様々な所で特異な現象も起こる」
聖魔剣は、神と魔王がいなかったから出来ただけで、祐斗の才能と聖歌による力だけでは創れない代物。アーシアはコカビエルの言葉を聞き、その場で崩れ折れてしまった。彼女がショックするのは、無理も無い。
アーシアの人生の大半を神に捧げてきたからな、存在すると信じて自分の人生を犠牲にした結果がこれだ。心の中はさぞ複雑何だろうな。だが信じろよ、お前達が信じてきたものを。リアス達がいるにも関わらず、コカビエルは拳を天にかざす。
「俺は戦争を始める、これを機にお前達の首を土産に!俺だけでもあの時の続きをしてやる!我ら堕天使こそが、最強だとサーゼクスにもミカエルにも見せ付けてやる!」
ルシファーとミカエルに匹敵する力をコイツは持っている。リアス達だけでは叶わない敵。その時校庭が光り出したが、もうこんな時間か。だが壊してあるから問題ない。なので画面の方を向いた。
「ふふふ、ふはははははは。そろそろ時間切れのようだ、この町ごとお前達を滅ぼしてくれる!」
リアス達は逃げようとしたが、画面一杯光出して一瞬視力が失う程輝いていた。光が無くなると全員無事のようだが、それはそうだろう。無効化で壊しておいたからなのか、コカビエルは驚いていた。
「な、何故爆発しない?そして何も起こらないのだ!?」
その
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