月光校庭のエクスカリバー
彼は至った×真実からの極秘事項発言
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ったが、ついに奴は大きな失言したのだった。
「しかし、仕えるべき主を亡くしてまで、お前達神の信者と悪魔はよく戦う」
「・・・・どう言う事?」
リアスが怪訝そうな口調で訊くが、あれは天界や冥界でもタブーな話題だ。今そこで言うのかコカビエル。奴は、心底可笑しそうに大笑いした。まるで無知な者を笑うかのようにな。
「フハハ、フハハハハハハハ!そうだったな!そうだった!お前達下々まで、あれの真相は語られていなかったな!ならついでだから教えてやるよ。先の三つ巴戦争で四大魔王だけじゃなく、聖書に記されし神シャルロットも死んだのさ!」
とうとう言ってしまったな極秘中の機密事項を。あれは天界で言えば熾天使、堕天使で言えばアザゼルと幹部達ぐらいだ。悪魔側は知っていると思うが、リアス達は信じられない様子だったがまあそうだな。悪魔側でもこれに関しては、知らない事だと思えば当たり前だもんな。
「知らなくて当然だな。神が死んだ等と誰に言える?人間は神がいなくては、心の均衡と定めた法も機能しない不完全な者の集まりだぞ?我ら堕天使、悪魔さえも下々にそれらを教える訳にはいかなかった。どこから神が死んだと漏れるか、分かったもんじゃないからな。三大勢力でもこの真相を知っているのはトップと一部の者達だけだが、あともう一人いた。始まりの神とも言える人間、兵藤一誠もな。先程バルパーが気付いたようだったがな」
言ってしまったが俺も含まれてしまったので、半殺し確定以上の事をしないといけないなこの餓鬼は。いかん落ち着け。冷静になるのだ俺よ。
「戦後残されたのは神を失った天使、四大魔王と上級悪魔の大半を失った悪魔、幹部以外を失った堕天使。最早疲弊状態所じゃなかったが、どこの勢力も人間に頼らなければ種の存続が出来ない程まで落ちぶれたのだ。特に天使と堕天使は人間と交わらねば種を残せない。堕天使は天使が堕ちれば数は増えるが、純粋な天使は神を失った今では増える事など出来ない。悪魔も純血種が希少だろう?」
確かに俺はあの場にいたが、実は生きてる。アイツらに教えるのはまだ早いが、教えるんだったら大舞台で無ければ俺も楽しめない。カメラは、ゼノヴィアを捉えていたが力が抜けていた。
「・・・・嘘だ。・・・・嘘だ」
真実を知るには、早すぎたのだと俺は実感した。アイツは現役の信仰者にて、神の下僕。神に仕える事を使命として生きてきた存在。ここで神の存在を全否定したようなもんだから、生き甲斐を失えばそうなるのも当然だから今まで秘密にしてきた事だ。祐斗も何を信じて、あの研究施設で過ごしていたのか。
「正直に言えば、もう大きな戦争など故意にでも起こさない限り、再び起きない。それだけ、どこの勢力も先の戦争で泣きを見た。お互い争い合う大元である神と魔王が死んだ以上、戦争継
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