月光校庭のエクスカリバー
フリード再登場×決戦前
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たがな」
この場にあるのは四本のエクスカリバー、不味い!これじゃ勝てる気がしません。
「エクスカリバーをどうするつもりなの!?」
コカビエルが十枚の翼を羽ばたかせ、学園の方に体を向けた。
「ハハハ!戦争をしようか、魔王サーゼクス・ルシファーの妹リアス・グレモリーに伝えよ!」
フリードが、逃走用の目晦まし用の球を投げると一瞬にして視力を奪われた。私とアーシアちゃんは、視力が戻るとコカビエルもフリードもいなかった。
「アーシアちゃん、学園へ向かうわよ!」
「は、はい!」
私達は学園へ向かって、リアスとソーナにもこの事を伝えるとすぐに学園を結界で張ってくれるようだわ。説明は、匙君がしてくれると言うから私達は駒王学園近くにある公園で、オカ研メンバーと生徒会メンバーが集まっていた。一誠さんと祐斗さんがいないが、そう考えていると匙君の説明が始まった。それとここからは、リアス目線なので私は静かにしていたわ。
「リアス先輩。学園を大きな守護結界で覆っていますが、これで余程の事がない限りは外に被害は出ません」
「これは最小限に抑えられる為のものです。正直言って、コカビエルが本気を出せば学園だけでなく、地方都市そのものが崩壊します。更に言うなら、既にその準備に入っている模様です。校庭で、力を解放しつつあるコカビエルの姿を私の下僕が捉えました」
やはり何かするみたいだけど、何をするかは分からないが全力で対抗した方がいいわね。こんな時に、祐斗と一誠がいないのは心細いけどやるしかない。ソーナの説明は続いていたので聞く私達。
「攻撃を少しでも抑える為に、私と眷属はそれぞれの配置について結界を張り続けます。出来るだけ被害を最小限に抑えたいものですから・・・・学園が傷付くのは耐え難いものですが、堕天使幹部が動いた以上、堪えなければならないでしょうね」
ソーナは目を細めて、学園の方を憎々しげに見つめる。恐らく、学園にいるコカビエルへ向けたものなのでしょうね。学園に被害が出るのは、決定事項。
「ありがとうソーナ。あとは私達が何とかするわ」
「リアス、相手は桁違いのバケモノですよ?確実に負けるからでも遅くない、貴女のお兄様を頼るのよ・・・・」
これは私達の問題。お兄様の力を借りる訳にはいかないし、祐斗や一誠がいなくても私達は戦い続けるわ。
「貴女だって、お姉様を呼ばなかったじゃない」
「私の所は・・・・貴女のお兄様は、リアスを愛している。サーゼクス様なら必ず動いてくれます。だから・・・・」
「既にサーゼクス様に打診しておきましたわ」
私とソーナの会話を遮って朱乃が言ったが、お兄様を呼んだって言うの!
「リアス、貴女がサーゼクス様にご迷惑ををお掛けしたくないのは分かるわ。貴
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