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ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第20話 集合場所で
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り取りをしているといきなり叫び声が広場に響く。
「ふざけるな!!」
キリトの方を見るとクラディールが顔を歪めて叫んでいた。
「貴様のような雑魚プレイヤーにアスナ様の護衛が務めるかあ!!わ、私は栄光ある血盟騎士団の…」
「あんたよりはマトモに務まるよ」
「ガキィ……そこまででかい口を叩くからにはそれを証明する覚悟があるんだろうな……」
クラディールは震える手でウインドウを呼び出すと素早く操作し、キリトにデュエルを申し込んだ。
「……いいのか?ギルドで問題にならないか?」
「大丈夫。団長には私から報告する」
キリトは頷き返すとデュエルを承諾する。
もちろん勝負内容は《射撃決着モード》だ。
「ご覧くださいアスナ様!私以外に護衛が務まる者など居ないことを証明しますぞ!」
クラディールは狂気を押し殺したような表情です叫び、芝居がかった仕草で腰から大ぶりの両手剣を引き抜くと、がしゃっと音を立てて構えた。
キリトもアスナが数本下がるのを確認してから片手剣を抜き構える。
「名門ギルドの所属だけあって得物はクラディールの方が格段に見栄えがいいな」
「でも、ああいう装飾華美な武器って……」
「あぁ、概して耐久力に劣る」
まぁ、キリトはもう気付いてると思うが……
そんなことを思っていると周囲に次々とギャラリーが集まってきていることに気付いた。
これまでの険悪な成り行きを知らない見物人たちは口笛を鳴らすわ野次を飛ばすわ大変な騒ぎになった。
クラディールは野次を気にしてちらちらと周囲に苛立った視線を向ける。
逆にキリトは野次を気にせず集中していた。
「クラディールは突進の上段攻撃、キリトは下段の小攻撃はフェイントで同じ突進の上段攻撃か」
俺はキリトとクラディールを見て冷静に行動を推測する。
それを聞いたサキは驚いて言った。
「え!?あれフェイントなの!?」
「多分な。デュエルを見ればわかるだろう」
そう言った直後キリトとクラディールの間に紫色の閃光を伴って『デュエル!!』の文字が弾け、同時に2人は猛然と地面を蹴った。
予想通り2人共突進の上段攻撃でクラディールは両手剣スキル突進技《アバランシュ》、キリトは片手剣スキル突進技《ソニックリープ》を発動する。
ほぼ同時に発動し徐々に2人の距離が縮まりそして技同士が衝突した。
凄まじい量の火花が散り、次の瞬間には耳をつんざくような金属音を撒き散らしクラディールの両手剣がヘシ折れ、爆発じみた派手なライトエフェクトが炸裂した。
2人はもと居た位置を入れ替えて着地。
それと同時に折れた剣が2人の中間の石畳に突き刺さりその直後、剣全体がポリゴンの欠片となって砕け散った。
しばらくの沈黙の後、キリトが剣を
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