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異世界に呼ばれたら、魔法が使えるようになりました。
どうやら彼女はお姫様であったらしい
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「はい、そうですが……あ、自己紹介をしていませんでした。私はこのアルスワード王国の姫、レイア・アルスワードです。この度は私の旅に付き合うと言うわがままを聞いていただきありがとうございます」
「あ、えっと、お姫様……」
「……普通に接してはいただけないでしょうか」
「え?」
「立場上しかたがないこととはいえ、同性でも普通に友達のように話したり笑ったり出来ないことが多かったので、せめて異世界からいらした颯太には普通に接していただけないかと……駄目でしょうか」
「そ、それは構わないけれど……」

 僕はつい焦ってしまうというかしどろもどろになってしまう。
 だって上目遣いでこんな可愛くて綺麗な子に言われた、お願いを聞いてしまいたくなるというか……。
 一応小中高と共学だったので女の子に耐性はあるし話してもいたはずなのに何でレイアに言われると頷いてしまいたくなるんだろうと僕は心の中で疑問が膨らんでいく。

 けれどそんな僕にレイアはニコリと微笑み、

「ありがとうございます。ではまず、この世界について説明させて頂きますね」

 そう言って彼女が僕の前に丸まった紙を広げ始めたのだった。


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