ドキドキ・リュウゼツランド 前編
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ィアさんの手が突然止まる。
「どうしたの?」
シェリアがソフィアさんの手が止まった理由を訊ねる。ソフィアさんは手をまた少し動かし俺のお尻の感触を確かめ、首を傾げるということを数回繰り返す。揉まれるたびに声が出そうになってしまったのは恥ずかしいから内緒です。
「シリルちゃんってさぁ・・・男?女?」
「男ですけど・・・」
「ふ〜ん」
性別を答えるとソフィアさんはまたお尻を揉みしだく。なんなんだよこの人!!
「シリルのお尻がどうかしたの?」
「いや〜・・・なんというか・・・不思議な触感?がする」
シェリアの問いにソフィアさんは俺の方を向いたまま答える。
「不思議な触感って?」
「男の子みたいな感じもするし女の子みたいな感じもするんだよね、シリルちゃんのお尻」
レオンの問いにそう答えるソフィアさん。どういうことだ?
「普通女の子みたいな男の子でもお尻とかお胸とかは男の子の触り心地しかしないのに、シリルちゃんは女の子みたいな弾力もあるし男の子みたいな固さもあるの」
「つまりどういうことですか?」
「う〜ん・・・1度で2度おいしい?」
「変態か!!」
思わず大声を出してしまう俺。というかなんでお尻触っただけでそんなことまでわかるんだよ、他人のお尻触りすぎなんじゃないのこの人!!
「でもシリルちゃんのこの不思議な触感もいいなぁ・・・手が離せないよ」
「いや離せよ!!」
頑なに俺のお尻を離そうとしないソフィアさん。くっ・・・ウェンディのお尻を触られるのも嫌だけど自分のが触られるのはもっと嫌だなこれ。
俺がどうやってソフィアさんにセクハラをやめさせようかと考えていると救いの女神・・・いや、天使が舞い降りる。
「ソフィアさん、シリルから手を離してください」
ウェンディは怒った顔でソフィアさんにそう言う。
「だ・か・ら!ソフィアって呼んでってば」
「バルザックさん!!」
ソフィアさんはおふざけモードでウェンディにそう言ったがウェンディに名字で呼ばれると動きを止める。
ソフィアさんはしばらく固まった後、俺のお尻から手を離す。
「ごめんなさいウェンディちゃ〜ん!!」
「「「泣いた!?」」」
ウェンディに名字で呼ばれたことがそんなにショックだったのか、ソフィアさんは泣きながらウェンディの腰にしがみつく。
俺とシェリア、ラウルはその姿に驚いている。
「人が嫌がることはもうしませんか?」
「しない!!しないです!!」
「じゃあいいです」
ウェンディはそう言って怒った顔から一転、いつもの可愛らしい笑顔へと変わる。
「これからよろしくね、ソフィア」
天使のようなその笑顔を見たソフィアさんは・・・
「わ〜い!!ウェンディちゃんマジ
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